Back To The Past
よしなしごとども 書きつくるなり
恐怖と愛の映画102
中野京子(文藝春秋社)
映画の紹介エッセイ。
私が見たものは二割にも満たないくらいだったが、だからこそ今後の楽しみが増えたとも言える。
大いに共感したのは『誰も知らない』。少年が最悪の境遇で孤軍奮闘するさまは、本当に美しくて悲しくて、泣けて泣けてしょうがなかった。
逆に「?」だったのは『シカゴ』。筆者はダンスを貶し、主要人物の悪党ぶりに辟易しているようだが、私はこの映画が好きだ。一流になろうとしている人間は、これくらいの汚さとガッツがあっても良いと思う。
70点
映画の紹介エッセイ。
私が見たものは二割にも満たないくらいだったが、だからこそ今後の楽しみが増えたとも言える。
大いに共感したのは『誰も知らない』。少年が最悪の境遇で孤軍奮闘するさまは、本当に美しくて悲しくて、泣けて泣けてしょうがなかった。
逆に「?」だったのは『シカゴ』。筆者はダンスを貶し、主要人物の悪党ぶりに辟易しているようだが、私はこの映画が好きだ。一流になろうとしている人間は、これくらいの汚さとガッツがあっても良いと思う。
70点
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ひとつ、村上さんでやってみるか
村上春樹、安西水丸(朝日新聞社)
期間限定で開設された村上氏のサイトに寄せられた質問に、村上氏が自ら答えるという内容。
質問の内容が多彩で面白かった。作品のこと、ジャズについて、翻訳とは? 果ては人生相談まで。中には質問者の自慢話っぽいものもあったが(オレ様の知識を聞いて驚けふうな)、そういう輩にも村上氏は丁寧な答えを返す。
心に残ったQ&Aは
Q「本の面白さを、言葉でうまく表現することができない」
A「それは自然なことで、何も恥じることはありません。言葉だけは達者だけど、魂は浅いという人が世の中にはたくさんいます」
言葉も魂も、いっしょに磨かなければと今更ながら私も思った。
70点
期間限定で開設された村上氏のサイトに寄せられた質問に、村上氏が自ら答えるという内容。
質問の内容が多彩で面白かった。作品のこと、ジャズについて、翻訳とは? 果ては人生相談まで。中には質問者の自慢話っぽいものもあったが(オレ様の知識を聞いて驚けふうな)、そういう輩にも村上氏は丁寧な答えを返す。
心に残ったQ&Aは
Q「本の面白さを、言葉でうまく表現することができない」
A「それは自然なことで、何も恥じることはありません。言葉だけは達者だけど、魂は浅いという人が世の中にはたくさんいます」
言葉も魂も、いっしょに磨かなければと今更ながら私も思った。
70点
ムテッポー文学館
中野翠(文藝春秋社)
書評のコラム集。を読んで書評を書くというのもどうかと思うが……ま、いいか。
こういうのを読むと、褒めコトバより貶しコトバのほうが、断然おもしろいことに今更ながら気付く。でもそれは私の性格が悪いだけかもしれませんが。
いろんな本のいろんな引用文があるが、特に気に入ったものをここにさらに引用したい。斎藤緑雨の「緑雨警語」より。「それがどうした。ただこの一句に、大方の議論は果てぬべきものなり。政治といわず文学と言わず」
60点
書評のコラム集。を読んで書評を書くというのもどうかと思うが……ま、いいか。
こういうのを読むと、褒めコトバより貶しコトバのほうが、断然おもしろいことに今更ながら気付く。でもそれは私の性格が悪いだけかもしれませんが。
いろんな本のいろんな引用文があるが、特に気に入ったものをここにさらに引用したい。斎藤緑雨の「緑雨警語」より。「それがどうした。ただこの一句に、大方の議論は果てぬべきものなり。政治といわず文学と言わず」
60点
ふしぎな図書館
村上春樹、佐々木マキ(講談社)
その日「ぼく」は、いつもの図書館に本を探しに行った。図書館には、見たこともなかった地階が存在し、そこには謎めいた老人がいた。
老人は「ぼく」が探していた本を貸してくれたが「ここで読んでいけ」と迫るのだった……。
何ともかわいらしい本である。ほぼ文庫本サイズの単行本で、表紙は厚みがあってふわふわと柔らかく、羊男のイラスト入り外箱つき。中身も半分はイラストで、それが内容と非常にマッチしていて、ムードを盛り上げている。
ストーリーはちょっと怖くて、悲しくて、そして何よりドーナッツが食べたくなるのが特徴である。
75点
その日「ぼく」は、いつもの図書館に本を探しに行った。図書館には、見たこともなかった地階が存在し、そこには謎めいた老人がいた。
老人は「ぼく」が探していた本を貸してくれたが「ここで読んでいけ」と迫るのだった……。
何ともかわいらしい本である。ほぼ文庫本サイズの単行本で、表紙は厚みがあってふわふわと柔らかく、羊男のイラスト入り外箱つき。中身も半分はイラストで、それが内容と非常にマッチしていて、ムードを盛り上げている。
ストーリーはちょっと怖くて、悲しくて、そして何よりドーナッツが食べたくなるのが特徴である。
75点
アメリカ居すわり一人旅
群ようこ(角川書店)
私もその昔、何が何でもアメリカへ行って永住するつもりだった。アメリカに行けばどうにかなる、と信じ込んでいた。
この本の作者も似たようなことを考えて渡米、それにまつわるエッセイが本書である。
しかしながら、アメリカ女性というのはキョーレツ。明るくて朗らかで大らかで、なんてことはないのである。人の陰口言いまくり、自慢話しまくり。とにかくパワフル。読んでいる分にはおもしろいけど、実際相手にした日にゃあ、きっとげっそりだと思う。
70点
私もその昔、何が何でもアメリカへ行って永住するつもりだった。アメリカに行けばどうにかなる、と信じ込んでいた。
この本の作者も似たようなことを考えて渡米、それにまつわるエッセイが本書である。
しかしながら、アメリカ女性というのはキョーレツ。明るくて朗らかで大らかで、なんてことはないのである。人の陰口言いまくり、自慢話しまくり。とにかくパワフル。読んでいる分にはおもしろいけど、実際相手にした日にゃあ、きっとげっそりだと思う。
70点
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