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ミシン

嶽本野ばら(小学館)

 高校生の「私」は、パンクバンドのボーカル「ミシン」に恋焦がれ、なんとか彼女と接触したいと痛切に願うようになる。
 などと粗筋を書くと、まるで陳腐な話に聞こえるが、決してそんなことはない。作品に漂う透明感や、むき出しでひりつくような「私」の想いは、まるで濃霧のように柔らかく、だが確実に私の心を濡らした。
 それから「私」が「MILK」というブランドにのめり込んでいく描写も、私には非常に共感できた。買っても買っても欲しい。中毒になってこそ、ブランドのパワーに勝てるのだと思う。
80点
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