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よしなしごとども 書きつくるなり
石川賢治(小学館)



 僅かな満月の光で、自然に生きるものたちを撮った作品。
 美しく、幻想的な世界が広がる。

 急に暗くなると、しばらく物が見えなくなる。
 この時ちょっとしたもどかしさを感じる。
 で、だんだん目が慣れてきて見えてくる。
 その瞬間の、霧が晴れたような清々しい気分を集めたような写真集だと思った。

 どこかの森の奥深く、人知れず生きているキノコは、今宵もこんなふうにぼぉっと白く、そして仄かに光っているのであろうか。

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オスカー・ブルニフィエ(朝日出版社)



 「おもったことはなんでも口にするべきだろうか?」
 「ひとにやさしくしようとおもう?」
 などの六つの質問に、いくつかの答えが出ていて、さらに
 「そうだね、でも…」
 という問いが発せられる。
 子供の「なぜ?」を楽しく考える絵本だそうだ。

 たとえば前述の最初の質問には
 「うん、そのほうが、すっきりするもの」
 「そうだね、でも…自分ひとりの心の奥に、そっとしまっておいたほうがいいことだって、あるんじゃない?」
 と書かれている。
 大人でもこれが出来ない人間が、いる。

 というわけで、大人が読んでも考えさせられる絵本である。

 挿絵は、鋭く問題の核心を突いていながらとぼけた雰囲気の絵で、なかなか見ごたえがあった。

新美南吉(偕成社)



 小学校の国語の教科書に抜粋が載っていたような、あやふやな記憶があった。
 で、ずっと気になっていて大人になってから絵本を買ったのだが、これが大感涙巨編(いや、長い話じゃないんだけど)だった。

 いたずらもののごんぎつねはいつも悪さばかりしているが、本当は優しくて思いやりがある。
 でもわかってもらえなくて、最後には……。
 童話がこんなに理不尽でいいのか? と疑問にさえ思えるラスト。

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