松本清張(角川書店)
主人公である「桐子」の執念深さに怖気を震った。
自分の兄が無実の罪で刑務所に入り、それを助けるべく有名な弁護士に弁護を依頼する。でも断わられる。で、兄は獄死する。
そこからの彼女は弁護士への復讐のためだけに生きているように感じられる。そのエネルギーだけが彼女を突き動かし、ある意味彼女の「生きがい」となってしまったようだ。
これを読むと、人間の持っているパワーの中で一番強力なのは「憎しみ」なのかと思えてくる。
80点
主人公である「桐子」の執念深さに怖気を震った。
自分の兄が無実の罪で刑務所に入り、それを助けるべく有名な弁護士に弁護を依頼する。でも断わられる。で、兄は獄死する。
そこからの彼女は弁護士への復讐のためだけに生きているように感じられる。そのエネルギーだけが彼女を突き動かし、ある意味彼女の「生きがい」となってしまったようだ。
これを読むと、人間の持っているパワーの中で一番強力なのは「憎しみ」なのかと思えてくる。
80点
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