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よしなしごとども 書きつくるなり
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川上弘美(平凡社)

 エッセイ集。「卵一個ぶんのお祝い。」、「ほかに踊りを知らない。」の続編。
 いつもありがとうございます、川上さん。今回も存分に楽しませていただきました。

 ある集まりで教えてもらったこと。
 「○○にはぬれ煎コーナーがあって、そこのカレーぬれ煎には『インド人もしっとり』という謳い文句がついている」。本当ですか、川上さん。ま、面白いから嘘でもいいです。
 忘年会で酔っ払い、「次に書く小説の題名は『きんたま』にする。絶対する」と力説したのですね。確かに『パスタマシーンの幽霊』に、そのタイトルの短編がありますね。有言実行、素晴らしい。
 最後に。
 とっても気が早いですが、続編を首を長くしてお待ちしてます。
95点
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川上弘美(集英社)

 筆者初の句集。俳句220句が収められている。
 小説ではなくても、やっぱり川上氏は川上氏なのだなぁと妙に納得させられた。
 たとえばこんな句。

 「マーブルチョコ 舐めて色とる日永かな」

 彼女らしい、彼女にしか作れない一句だと思った。

 しかしながら、俳句としての出来はどうよ? と問われれば、非常に言いづらいが素人の域を出ていないものが多数あったように思う。
 愉快だけど、しゃれてるけど、ただのつぶやきと言えば言えなくも無い……人には薦めづらい一冊。
60点
川上弘美(マガジンハウス)

 短編集。やはりこれを紹介せずにはいられない、『きんたま』。
 かなのひいおじいちゃんの使っていた火鉢。ひいおじいちゃんは、それを「きんたま火鉢」と呼んでいた。後年、ひいおじいちゃんが実は偉い学者だったと聞き、かなは心底驚く……。
 軽妙なひいおじいちゃんのエピソード、現在のかなの冴えない境遇、弁護士である姉に起きた悲しい事件……短編でありながら多彩なストーリー展開、でも欲張った感がなくてとても読みやすかった。

 その他の短編では、同じ話を違う登場人物の視点で描く、というのがいくつかあって、その手法も面白かった。人って、こうやって他人に誤解されながら弁解することも出来ず生きていくしかないんだなぁとしみじみ思ってしまった。
90点
川上弘美(中央公論新社)

 38歳の主婦、菜月は街中で昔付き合っていた彼氏の母親と、偶然再会する。彼女は「これでよろしくて? 同好会」に菜月を誘う。その会とは、日常のちょっと引っ掛かることについて、女性四、五人で忌憚なく意見交換をする、というものだった……。

 不思議な作品だった。本当に川上氏が書いたのだろうか? 俗っぽいというか、レベルが低いというか、種々納得できなかった。
 女性同士の飾らない会話、嫁姑問題、とくると誰が書いても薄っぺらい話になってしまうということか。
 まぁそれでもきらりと光る部分は、いくつかあったのだが。例を挙げるなら会員の一人がのたまった、
 「男の子はばかでかわいい。成績がどうの、という話ではなくて、ともかく息子っていうものはばかなのよ」という主旨のセリフ。
 私に息子はいないが、なんだか分かる気がした。計算していない素のかわいさが、男の子にはありそうだ。
60点
川上弘美(新潮社)

 エッセイ集。
 いつか飽きるのでは……といつも恐る恐る川上氏のエッセイを読むのだが、必ず杞憂に終わる。毎回読むのが楽しくてならない。

 たとえば松茸の話。
 はり切って松茸を買ってきたはいいが、料理の仕方が分からない。一本しかないから、失敗だけは避けたい。どうしたものか?
 うわぁ、川上さんでもそうなの!? 豪快に、焦げることも恐れずに網焼き! ってわけにはいかないのですね。なんて苦笑しながら読んだ。
 たとえばテレビに出演したときの話。
 メイクさんの離れワザに感心しつつも、放映はたいてい見逃すのだという。なんて淡白な。そのあっさり加減にまた苦笑してしまった。
90点
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