いろいろもにょった母の日

昨日は母の日でした。

娘から、髪ゴムと、シリコン製のふた（コップなどに載せて使う）をもらいました。
それが夜の9時半ですぜ。
「はぁ？　今ごろなんだよ」
と思わず気色ばむ私。
「うふふ、買ってあったんだよ～」
とあくまで楽しそうな娘…一日家にいたのに何を考えてんだよ、もったいぶってるつもりかよ、けっ。
と言いたいのをぐっと堪えました。

ダンナは金曜の夜は泥酔して帰ってきて、いびきで一晩中大騒ぎ、土曜日は個人的な勉強会、日曜日は友だちと山登り、と自由気ままな独身貴族（？）。
以前
「母の日？　アナタはオレの母親じゃないから関係ない」
と言っていたので、いいんですけど。

オレの母親といえば。
義母には花を贈りました。
ダンナが急に贈りたい言いましてな。

今まで母の日は無視してたんです、2人の母親とも誕生日が近いから。
なのに今年は贈るって……私の母がいなくなって、そしたら急に贈るって……いや、ダンナは何も考えてないんだと思いますけどね。

小さなトゲトゲが微妙に刺さった、それと台風の影響だと思いますが、夕食を食べていたら何だか味が極薄。
「んー、味が薄い？」
とダンナ、娘に言うと、そんなことはない、と。
「あっそう。うつ病かなー？　あははははは」。
と笑えない冗談をとばす母でした。

マジカルリンパ

連休中、意を決して人生初リンパマッサージへ行ってみました。
ネットで調べて、外見だけは知っているお店に予約を入れました。

初めてなので、一番短い「40分コース 3,000円ポッキリ」をお願いしました。
最初に施術者（20代後半？くらいの女性）が、
「かなり強く押したりします。人によっては青あざになることもありますが大丈夫ですか？」
と聞いてきたので了解しました。

そうは言ったって、我慢できないほどじゃないべ？
と思った、
思ったのが間違いっ。
まず鎖骨のあたりから、ぎゅーーーーーっと押され、その指をぎゅーーーーーっと移動。
「う゛」
と息が詰まるほどの痛み。
顔をしかめて耐えていると
「痛いですよねー、老廃物がたまってますから。ほら、コリコリしてるでしょ？」
って。
他に、首筋、わきの下、背中などをやられました。
身体を折りたたむようなタイ式ストレッチも入って、だんだん
「いったたたた」
と声も出てしまいましたが、ごめんなさいねーと言いながら力加減はそのまま。

40分間、イタ気持ち良い、じゃなくて全編痛いってどゆこと！？

終わってミネラルウォーターとお茶が出されましたが、がぶがぶと飲み下す私。
だってずっと身体に力が入ってしまって、変な汗をかいちゃったんだもの。

で。
肩こりはましになったかな？　という感じ。
ただ押された部分（特に首筋）は赤くなって、2日後くらいまでは触ると痛かったです。

ネットでググったら、痛いリンパマッサージはイクナイという話もいっぱいあったり。
そうなのー？
スタンプカード作ったのになぁ←そこ？

終わっちまった

 GWも今日で終わりでございます。
お名残惜しいでございます。

予定はなかったけど、娘が
「○○ちゃんちは旅行だってー。××ちゃんは東京に行ってるみたいー」
と圧をかけてくるので、ふらっと近場の河原でバーベキューをしてきました。

ふらっと、と言っても準備が大変。
焼肉は、まぁ肉を用意するだけだけど。
ポトフ用の野菜は切って袋詰めにして。
おにぎり（正確にはおにぎらず）は、朝つくってひとつひとつラップして。

テーブル、チェアー、コンロ、食器、パラソル、などは物置から出してきて。
もう準備だけで疲れちゃったよー、ダンナが。

ダンナ「オレにぜーんぶやらせて……」
私「え！？　だって指示してくれないから」
娘「ねぇ。ほんとに」。
（さすがに良心が痛んだらしく、帰ってからの片づけはすべて私がやりました）

天気も良くて、ちょっと暑いくらいで、気持ちよかったです。

こういう軽い感じの行事が、私ら3人にはちょうどいいんだよね。
渋滞嫌い、人ごみ嫌いなんだもの。

別な日は、ダンナは釣り、娘は友だちと遊びに行ったので、1人で某ショッピングセンターへ行きました。
運転が大変でしたが、自分のタイミングでお茶を飲み、気に入ったお店は好きなだけじっくり見て、1人を満喫しました。

さて。
次の連休はお盆休みかぁ。
遠い、遠すぎ。

主題は焼きサンド？

 ダンナと水戸芸術館へ行ってきました。
お目当ては
「山口　晃展　前に下がる　下を仰ぐ」。

ユーモアのある、面白い絵がたくさんありました。
マンガちっくだったり。
おどろおどろしかったり。

画像は「忘れじの電柱」というオブジェ？　で、同じような電柱をモチーフにした絵もありました。

それから「字」が描かれている絵がいくつかありましたが、味わいのある字で、
「紙ツイッター」
（まるでツイのように、左側にプロフィール画像があって、そのわきに文章がある）は読むのが楽しかったです。

ひととおり見て、すっかりお腹がすいたので、併設のラウンジでお昼を食べました。
その空腹ゆえのあせりが判断を誤らせたのだなぁ。

いや、焼きサンドを食べたのですが、出てくるのが遅い、量が少ない、高いの三重苦でした。
三角の１辺が6,7cmくらいしかないのよ！？
チーズがはさまった、ぺらんぺらんのパン、ヤマザキランチパックのほうが腹がふくれるわっ。

喰えればいいひとなので、飲食店の愚痴はあまりこぼさない私ですが、今日は書いちゃう。
ひーどーいー。
帰り道、速攻でコンビニに行って、がっつりドーナツを食べちゃいましたです。

その女アレックス

ピエール・ルメートル（文藝春秋）

　男に誘拐され、小さな木箱に押し込められたアレックス。次第に衰弱し、死は目前に迫る。男の狂気、腹を空かせて彼女を狙うねずみたち……アレックスは生き延びることができるのか？

　何を書いてもネタバレになる、ということで「面白いからとりあえず読んで！」と言いたい。
　テンポ、申し分なし。警察関係者のキャラクター設定、ばっちり。犯人の（それって誰だろう？）動機、説得力あり。
　唯一の難点は、たくさん出てくる残酷なシーン、だろうか。そこはまさに字づらだけ読んでやり過ごした。こういうのは想像したら負けなのだ。

　久々に「このミス」1位の作品を読んだが、期待を裏切らない一冊であった。
９０点