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リプリー

パトリシア・ハイスミス(角川書店)

 映画「太陽がいっぱい」の原作。私も観ました、昔。主演はアラン・ドロンでした。

 でも映画の中のアラン・ドロン、この本の主人公みたいな性格だったか……読んでいて苛々するほど女々しい男。「……と言いかけたがやめた」とか「彼はうらめしそうにボブをじっとみつめた」とか、絵に描いたような卑屈人間。
 ストーリーは簡単に言うと、主人公のリプリーが大金持ちのディッキーを殺して、彼になりすますという話。
 殺人が起きるまでは退屈だった。が、事件後はリプリーが持ち前の小心者根性を剥き出しにして、それが皮肉にも楽しめた。
70点
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