マイケル・J・フォックス(ソフトバンク パブリッシング)
パーキンソン病を患った俳優、マイケル・J・フォックスの自伝。
彼が自らの病気のことをカミングアウトしたことは知っていたが、そこにたどり着くまでの苦悩は、想像を絶するものがあった。アルコールに逃げたり、家族にあたったり、引きこもったり。
トップスターだった彼の絶望感は、読んでいるほうも苦しくなるほどだ。
だが混迷の時期を乗り越え、病魔と闘う意志を固めてからの彼は、スクリーンの印象そのままの、ユーモアがあってひたむきな彼であった。
それから「Back To The Future」の役を射止めた時のエピソードなど、私のミーハーな心を満たしてくれる部分もあったりして、その意味でも楽しめた。
ひとつだけ難を挙げるとすれば、二重否定などの翻訳モノに特有の文章が少し読みづらかった。
これはいわゆる「タレント本」の枠を超えた、画期的な作品だと思う。
85点
パーキンソン病を患った俳優、マイケル・J・フォックスの自伝。
彼が自らの病気のことをカミングアウトしたことは知っていたが、そこにたどり着くまでの苦悩は、想像を絶するものがあった。アルコールに逃げたり、家族にあたったり、引きこもったり。
トップスターだった彼の絶望感は、読んでいるほうも苦しくなるほどだ。
だが混迷の時期を乗り越え、病魔と闘う意志を固めてからの彼は、スクリーンの印象そのままの、ユーモアがあってひたむきな彼であった。
それから「Back To The Future」の役を射止めた時のエピソードなど、私のミーハーな心を満たしてくれる部分もあったりして、その意味でも楽しめた。
ひとつだけ難を挙げるとすれば、二重否定などの翻訳モノに特有の文章が少し読みづらかった。
これはいわゆる「タレント本」の枠を超えた、画期的な作品だと思う。
85点
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