キョウコ・モリ(角川書店)
主人公は高一の女の子「めぐみ」。もしめぐみが私のクラスメートだったら友人になれそうな気がする。学校では人と違うことをする子は変な目で見られるのが落ち。でも自分の感覚を信じたいって気持ちは良くわかる。
彼女が思うことにはいちいち共感できるが、特に愛人を作って家に寄り付かない父親に対する言葉はツボにはまる。「父に同情すべきなのかもしれない。……そのひとのために何かをあきらめようと思うほど、ひとを愛したことがいちどもないのだから」。
ただ、宗教がらみの部分が疑問だった。その部分が無くてもこの小説は充分成り立つと思う。
70点
主人公は高一の女の子「めぐみ」。もしめぐみが私のクラスメートだったら友人になれそうな気がする。学校では人と違うことをする子は変な目で見られるのが落ち。でも自分の感覚を信じたいって気持ちは良くわかる。
彼女が思うことにはいちいち共感できるが、特に愛人を作って家に寄り付かない父親に対する言葉はツボにはまる。「父に同情すべきなのかもしれない。……そのひとのために何かをあきらめようと思うほど、ひとを愛したことがいちどもないのだから」。
ただ、宗教がらみの部分が疑問だった。その部分が無くてもこの小説は充分成り立つと思う。
70点
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