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捕虜収容所の死

マイケル・ギルバート(東京創元社)

 時は第二次世界大戦中。イタリアの捕虜収容所では、英国の捕虜たちが、脱走すべく密かにトンネルを掘り進めていた。ところがそのトンネル内で崩落が起き、一人の捕虜が死亡してしまう。はたして彼の死は事故だったのだろうか。

 「登場人物」のページが三ページにもわたっており、しょっぱなからうんざりだった。しかも、それぞれの役柄をよく把握することが、ストーリーを理解する上で必須なのである。それを怠ると、謎解きのところで疑問だらけになる……私のように。
 そういう私の頭の悪さを差し引いても、面白い作品とは言えない気がした。終盤の大脱走劇のあたりは多少スリルがあったが、そこで謎を解いて終わりにしたほうが良かったと思う。
 15、16章は蛇足ではないだろうか。
55点
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