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死の蔵書

ジョン・ダニング(早川書房)

 「本好きにはたまらない一冊」という宣伝文句に惹かれて読んだが、これは正しくは「古本好きには……」でしょう。私なんかにはわからない世界。なにしろ「莫大な価値のある古本」を主軸に物語が展開していくのだから。
 ま、それでもストーリー自体は充分読み応えがあったけれど。
 加えて登場人物もなかなか魅力的。ねんごろになった主人公の男女が、車の中でかわすセリフ。「……はっきりいうけど、あなたのその態度、あたし嫌いよ」「これが地だよ」。
 クールである。そういう点でも楽しめた一冊だった。
80点
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