よしもとばなな(新潮社)
山小屋でおばあちゃんと暮らしていた女の子「雫石」。おばあちゃんが海外で暮らすことになり、彼女はひとり都会へと出、占い師の「楓」と出会う。
出だしは退屈だったが、次第に惹き込まれ、読了したときには満足感に包まれていた。
小さな物語の積み重ねかたが素晴らしかった。居酒屋の「かけねなしに」優しい夫婦。占ってもらったお礼にと、チョコレートを差し出す少年。奥さんの明るさに疲れて別居している真一郎という男性。
無駄がなくて、澄んでいて、心にすっと入ってくる表現がたくさんあって、ここにひとつひとつ引用したいくらいである。
久々によしもと氏の世界を堪能した。
90点
山小屋でおばあちゃんと暮らしていた女の子「雫石」。おばあちゃんが海外で暮らすことになり、彼女はひとり都会へと出、占い師の「楓」と出会う。
出だしは退屈だったが、次第に惹き込まれ、読了したときには満足感に包まれていた。
小さな物語の積み重ねかたが素晴らしかった。居酒屋の「かけねなしに」優しい夫婦。占ってもらったお礼にと、チョコレートを差し出す少年。奥さんの明るさに疲れて別居している真一郎という男性。
無駄がなくて、澄んでいて、心にすっと入ってくる表現がたくさんあって、ここにひとつひとつ引用したいくらいである。
久々によしもと氏の世界を堪能した。
90点
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