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眼中の悪魔<本格篇>

山田風太郎(光文社)

 山田風太郎のミステリー傑作選の第一巻。十個の作品が収められている。
 私が気に入ったのは長編「誰にも出来る殺人」。
 ぼろアパートの一室に一冊のノートが残されていた。間借人たちが、彼らに起きた「事件」を次々に書き記したノートであった。
 この手法は面白い。間借人たちのキャラクターが存分に活かされている。次第にノートへの記述が増えていって、間借人たちの恐怖感が連鎖していくさまも説得力がある。
 オチ、というか裏の仕事人は予想がついたが、その正体には面食らった。ホラーっぽい。
80点
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