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よしなしごとども 書きつくるなり
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伊坂幸太郎(双葉社)

 星野一彦は二股ならぬ五股をかけていた。そして今、その五人と別れることを、繭美という女に強要されている。彼女は二週間後、一彦をあるバスに乗せるための監視役なのだった……。

 五通りの別れは、それぞれに個性的でとても面白く読めた。
 そして何といっても物語の中心は、繭美という強烈な女性だ。彼女が物語を引っ掻き回すのが小気味良いったらない。180cm、180Kg、嫌いな言葉は塗りつぶしてある辞書を振りかざす彼女は、本当に異星人のよう。

 書き下ろしだという最終章が、特に良かった。
 以下、既読のかたにだけ分かる話で申し訳ない。
 何度「キックする」と書かれたか、思わず数えませんでしたか?
90点
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