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犯行現場の作り方

安井俊夫(メディアファクトリー)

 一級建築士でもある筆者が、10編のミステリー小説に登場する建物を解析、図面化した労作。
 森博嗣氏の『笑わない数学者』の検証が面白かった。
 天文台を住宅に改造したという「三ツ星館」。お椀を三つふせたようなこの館、資産価値は数十億だという。
 だが明らかに建築基準法違反! 画竜点睛を欠くとはこのことか。
 この作品に限らず、場所の特定、建築コストの設定(不便な場所なら経費がかさむ)、古い建物なら時代考証までしているところがさすがというか、考え抜かれていると思った。

※筆者である安井俊夫氏は、ネット上で長年お付き合いいただいている建築士さんです。
 それとは関係なく、楽しんで読むことが出来た一冊でした。
 ただ点数をつけるのはあまりにおこがましいので控えさせていただきます。
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