柳家三治(講談社)
噺家である柳家小三治。小三治は「枕」のほうが面白いってんで出来たのが、この本である。
枕というのは、落語の本題に入る前に話す、いわばイントロのようなもの。それにしては話が長すぎのようだが、面白ければ問題は無い。
特に笑えたのが「駐車場物語」。
彼がオートバイ用に借りていた駐車場に、あるときホームレスの男が住み着いた。男はきれい好きらしく、駐車場にある水道を使っては洗濯をし、箒で駐車場内を掃いたりもする。そんな男に立ち退きを要求することもままならず、ずるずると月日は流れ……。
ホームレスなのに(?)楽しそうに、礼儀正しく生きる男に振り回される師匠の言動が笑わせてくれる。
その他、日本の塩がまずいという話や、サンフランシスコの英語学校に留学する話など、さすがに噺家さんは上手いなぁと唸ってしまうような話が盛りだくさんである。
75点
噺家である柳家小三治。小三治は「枕」のほうが面白いってんで出来たのが、この本である。
枕というのは、落語の本題に入る前に話す、いわばイントロのようなもの。それにしては話が長すぎのようだが、面白ければ問題は無い。
特に笑えたのが「駐車場物語」。
彼がオートバイ用に借りていた駐車場に、あるときホームレスの男が住み着いた。男はきれい好きらしく、駐車場にある水道を使っては洗濯をし、箒で駐車場内を掃いたりもする。そんな男に立ち退きを要求することもままならず、ずるずると月日は流れ……。
ホームレスなのに(?)楽しそうに、礼儀正しく生きる男に振り回される師匠の言動が笑わせてくれる。
その他、日本の塩がまずいという話や、サンフランシスコの英語学校に留学する話など、さすがに噺家さんは上手いなぁと唸ってしまうような話が盛りだくさんである。
75点
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