森見登美彦(新潮社)
大学五回生の「私」は、自分を袖にした女性をつけまわしていた。「私」いわく、それは決してストーカー行為ではなく、あくまで研究なのであった……妄想と自意識でぱんぱんに膨れ上がった「私」の、とほほな日常。
たとえ京大生でも、イケてないとこんなに切ない日々を生きなければならないのかと、単純に驚いてしまった。
しかも類は友を呼ぶというか「私」の友人たちのダメダメっぷりといったら。でもそれが憎めないというか、声援のひとつも送りたくなるような人たちではあったが。
「太陽の塔」に関する考察(?)も面白かった。私はそれを見たことがないのだが、大いなる違和感とやらを一度は味わってみたくなった。
75点
大学五回生の「私」は、自分を袖にした女性をつけまわしていた。「私」いわく、それは決してストーカー行為ではなく、あくまで研究なのであった……妄想と自意識でぱんぱんに膨れ上がった「私」の、とほほな日常。
たとえ京大生でも、イケてないとこんなに切ない日々を生きなければならないのかと、単純に驚いてしまった。
しかも類は友を呼ぶというか「私」の友人たちのダメダメっぷりといったら。でもそれが憎めないというか、声援のひとつも送りたくなるような人たちではあったが。
「太陽の塔」に関する考察(?)も面白かった。私はそれを見たことがないのだが、大いなる違和感とやらを一度は味わってみたくなった。
75点
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