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よしなしごとども 書きつくるなり
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橘外男(中央書院)

 四つの短編と、一つの中篇。短編の中の一つ「蒲団」を紹介しよう。
 時は明治。古着屋の主人が、豪華な蒲団を格安で手に入れる。その途端、家業は傾き、尋常ならぬ女性の影がちらつき始める……。

 表現が直截で、かえって新鮮である。しかも文章はきわめて分かりやすいので、自ずと恐ろしい光景が迫ってくるようである。
 そのほか、「仁王門」では泣き「亡霊怪猫屋敷」では身震いした。
 老婆心ながら最後の「解題」を先に読まないほうが無難である。オチまで書いてあって、興味をそがれる。
80点
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