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R.P.G.

宮部みゆき(集英社)

 ネット上で擬似家族を演じていた四人。その「おとうさん」が死体となって発見される。警察は残った三人を取調室に呼び、「おとうさん」の実の娘に、三人を面通しさせるが……。

 仮想の世界に救いを求める人々。それは決して間違ったことではない。しかし、とこの作品は主張する。仮想世界に逃げ込んで「現実」をあだやおろそかにするなかれ、と。
 それから「クロスファイア」の石津刑事、「模倣犯」の武上刑事が登場する。二人が心情を吐露する場面は、両作品を既読の場合のほうが、より心に響くであろう。
 ひとつ苦言を呈するなら、一美が携帯電話を使うシーンには疑問を感じた。署内で電話、しないでしょう。
75点
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