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宮部みゆき(実業之日本社)

 大企業の会長付きの運転手だった梶田が、自転車にひき逃げされて死亡する。彼の二人の娘は、父親の無念を晴らすべく、本を出版することを思い立つ。
 その手助けをすることになる編集者の杉村。彼は、前述の会長の娘婿であった。

 ひと言で表現するなら「そつのない作品」ということになるだろう。富めるものと、ごく中流庶民との対比、性格の異なる姉妹の対比。それを生かす、無理のないストーリー展開。安心して読めた。
 だが、それゆえ何だか物足りなかった。意外性が、あまりないのだ。たとえば着メロの部分など、みえみえの展開であった。
70点
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