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よしなしごとども 書きつくるなり
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向田邦子(文藝春秋社)

 戦前。妻と娘、そして父親と質素に暮らす水田。見栄えが悪く無骨な彼だが、その妻たみは、なかなか出来た妻であった。
 一方水田の友人である門倉は、中小企業の社長で羽振りが良く、華がある性格で、女性関係も派手だ。
 そんな正反対の二人だが、なぜかウマが合い、男同士の友情で結ばれていた。しかしまた、二人は気付いてもいた。門倉が、水田の妻たみに密かに想いを寄せていることに……。

 戦前の日本の様子など、もちろんこの目で見たことはないが、この作品を読むとその頃の庶民の暮らしぶりが本当に良く分かる。筆者が脚本家でもあるせいか、ひとつひとつのシーンが、映像として浮かんでくるようである。
85点
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