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よしなしごとども 書きつくるなり
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舞城王太郎(講談社)

 外科医である奈津川四郎は、アメリカで暮らしていた。彼は、母親が大怪我をしたという報せをうけ、急遽日本へ帰る。故郷の福井では、母親のみならず、主婦が殴打される事件が相次いでいた。四郎は自らの手で犯人を捕らえようと決意する。

 改行がなく、疑問符や感嘆符のあとの空白もない独特の文体は、みっしりと詰まった、主人公のエネルギーのようである。
 四郎は、ひねくれ者で暴力的だが、なぜだか憎めない。それは(正しいかどうかは別にして)とにかく己のポリシーに従って行動してるから、かもしれない。
 奈津川四兄弟の描写も面白かった。特に「TEN」、「ELEVEN」の章で語られる、主に父親と二郎に関するエピソードは、呆れながらもぞくぞくしながら読んだ。
 ただ、まるで……少年マンガのようではあったが。
70点
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