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よしなしごとども 書きつくるなり
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恩田陸(新潮社)

 エドワードとエリザベス。二人は時間を越え、空間を越えて幾度となく出会う。出会うたびに絶望的な別れを繰り返しながら……。

 読み終えて、呆気に取られてしまった。だから何なんだ、と。そして数々の疑問がわいてきた。
 これは輪廻に関する話なのだろうか。その場合、主役の二人が絶世の美男美女である必要性はあるのだろうか。
 なぜ登場人物が外国人なのだろうか。陳腐としか言いようがないキザなセリフは、それで格好がつくとでも思ったのだろうか。
 筆者は自分が好きな音楽や小説にインスパイア(?)されて本作品を書いたそうだが、どうりで独りよがりな雰囲気がぷんぷん漂っているはずである。

 (もう恩田氏の作品は読みません。こんな感想、自分も書きたくないし、ファンの方からしたら怒り心頭だろうし)
20点
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