忍者ブログ

ベルカ、吠えないのか?

古川日出男(文藝春秋社)

 1943年、アリューシャン列島の中の一つの島に、四頭の軍用犬が放置される。彼らと、その子孫にあたる犬たちは、幾多の戦争、抗争に身を投じざるを得なかった……。

 著者の本を読むのは二冊目だが、この人はこういうふうに文章を書きたい人なのだな、とやっと理解した。こういうふうとはどういうふうかと言うと、思いついたまんま、だ。
 ときに視点はブレて、言葉は暴走する。そんな細かいことは気にしない、と思える読者ならいいのかもしれないが、私には無理だ。
 ストーリーもどんどん登場人物(犬物?)が増えて拡散していくタイプの話で、それも苦手とするところなので、なおさら受け容れ難かった。
50点
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

カレンダー

07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 5 6 7 9
10 11 12 13 15 16
17 18 19 20 22
24 26 27 28 29 30
31

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

[08/22 まきまき]
[08/22 ぴーの]
[08/05 まきまき]
[08/05 ぴーの]
[07/27 まきまき]

プロフィール

HN:
まきまき
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

P R

カウンター

アクセス解析