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溺れる魚

戸梶圭太(新潮社)

 とある大手企業が「溺れる魚」と名乗る犯人から脅迫を受けていた。それは経理部長にを奇怪な格好をさせ、銀座の街を歩かせろ、というものだった。
 ひそかに犯人を追う一人の警部。さらに彼を見張る二人の警部補。また、犯人に成り代わって金を脅し取ろうとする警部。はたして最後に笑うのは誰なのか?

 追うものと追われるものがくんずほぐれつ、最後までとにかく飽きさせない。女性や端役のちんぴらの描き方が雑だが、細かいことは言いっこなし、という気にさせられる。
 ラスト、最後に金を手に入れたのが彼だとは……と、人情的にがっかりしたが、犯罪がらみの金なんて、得てしてそういうところに落ち着くのかもしれない。
75点
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