種村季弘(筑摩書房)
ドイツ文学者・評論家である種村季弘氏の最後のエッセイ集。
多種多様な話が収められている。長くて退屈な話もあったが、切れ味鋭い短い話もたくさんあった。
たとえば「顔文一致」。平岡正明氏(評論家)が「レコードと違って本の表紙には何故著者の写真がデザインしてないのか。物書きには顔に自信があるやつがいないから」と書いたという。ただし例外がいる、自分と種村氏。自著のカヴァーに自影を載せている。顔にも文章にも自信がある、これを顔文一致という。これを聞いた種村氏、舞い上がるほど喜んだらしい。
こんな茶目っ気のある軽い話は、読んでいてとても愉快であった。
65点
ドイツ文学者・評論家である種村季弘氏の最後のエッセイ集。
多種多様な話が収められている。長くて退屈な話もあったが、切れ味鋭い短い話もたくさんあった。
たとえば「顔文一致」。平岡正明氏(評論家)が「レコードと違って本の表紙には何故著者の写真がデザインしてないのか。物書きには顔に自信があるやつがいないから」と書いたという。ただし例外がいる、自分と種村氏。自著のカヴァーに自影を載せている。顔にも文章にも自信がある、これを顔文一致という。これを聞いた種村氏、舞い上がるほど喜んだらしい。
こんな茶目っ気のある軽い話は、読んでいてとても愉快であった。
65点
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