忍者ブログ
ADMINWRITE
よしなしごとども 書きつくるなり
[590]  [925]  [719]  [924]  [718]  [561]  [923]  [717]  [560]  [589]  [716
金井美恵子(河出書房新社)

 小説家のおばさんの家に居候する、大学生の桃子。父親は同性愛者だし、友人の花子は自分のことを「おれ」なんて言うし、大学へは何となく行きたくないし……気ままに過ごす、彼女の日常を描く。

 長いセンテンスが少し鬱陶しいが、桃子のだらりとした気分を表現するには、効果的だ。
 とにかく彼女は生意気で、小賢しくて、強い。誰にも調子を合わせず、気に入った子とだけ付き合う。彼女のような強さが自分にもあったら、私もこんな学生になりたかった。
 私は文庫版で読んだが、装丁や、特別な活字も内容に合っている。それから三島由紀夫の「女神」の話が出てくるのだが、私も印象に残っている場面の話だったので、うれしくなってしまった。
85点
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
2 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[01/30 まきまき]
[01/30 もか]
[01/23 まきまき]
[01/23 ぴーの]
[01/16 まきまき]
プロフィール
HN:
まきまき
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ Back To The Past ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]