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犯罪小説家

雫井脩介(双葉社)

 「日本クライム文学賞」を取った待居。その受賞作は映画化されることとなった。監督は鬼才と称される、脚本家・小野川。彼は独自の感性で、一時期有名になった自殺サイトの話を映画に盛り込もうとする。待居はそんな彼を不快に思うが……。

 誰が主人公というわけでもなく話が進んでいくので、全体的に冗長な感じを受けた。特に小野川はアクが強くて強引な性格なので、彼が出てくると余計話がくどくなる。
 と、前・中盤はいまいちだったが、終盤の畳み掛けるような展開はスリリングで良かった。雫井氏の本領は終盤で発揮される……彼の作品を三冊読んで確信した。
70点
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