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四十回のまばたき

重松清(幻冬舎)

 文体が村上春樹にそっくり。これが彼の作品だと言われても、全然疑わないと思う。主人公は十八回くらい(数えないでね、冗談だから)ため息をついてるし、登場人物は変なあだ名で呼ばれてるし、濡れ場はあくまであっさりと、だし。

 内容は、次の通り。妻に先立たれた翻訳家である主人公は、妻の妹と同居することになる。その義妹は冬眠するという奇病持ちで、しかも妊娠していた……。
 話自体はおもしろかったが、村上氏の作品との差異を見つけようとしてしまって、どうにも感情移入できなかった。解説によると、この作品だけ毛色が違うそうなので、この作者の他の作品を読まずに結論を出すのは早いのかもしれない。
60点
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