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よしなしごとども 書きつくるなり
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雫井脩介(双葉社)

 幼い男の子を狙った連続殺人事件が起きる。警察の捜査は行き詰まり、ついにテレビ局を巻き込んだ、史上初の劇場型捜査が動き出す。

 警察小説というと、登場人物が把握しづらいのが常だが、これは違う。利己的な植草。人情家の津田。実直で頼れる本田。それぞれが確固たるキャラクターを持っているので、自然と頭に入ってくる。
 ストーリーも実に分かりやすく、大きなどんでん返しなどは無いものの、すいすい読めて気持ちが良かった。
 スピード感あふれる終盤の展開もすばらしく、まさにページを繰る手ももどかしいほどだった。

 難点を挙げるならば、話し言葉の頭に、よく「えー、」と付いているのが引っ掛かった。リアルさを出すためかもしれないが、鬱陶しいだけである。
95点
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