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よしなしごとども 書きつくるなり
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坂口安吾(角川書店)

 短編集。
 表題作の「肝臓先生」。熱血町医者の赤城は、別名「肝臓先生」と呼ばれていた。
 彼のところへ来る患者のほとんどが肝臓病と診断されたからだ。それは、彼の見立てが悪かった訳ではなく、戦時中における肝臓病の蔓延の始まりだったのであった。

 ひたむきで優しい先生の生き方に、心打たれた。あまりの肝臓病患者の多さに困惑する彼が、恩師の謝恩会で他の医師から激励されるシーンなどは、私も安堵し、嬉しくなった。
 他に「行雲流水」も、コミカルで、ひやりとした怖さもあって、良かった。
65点
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