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よしなしごとども 書きつくるなり
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乙一(角川書店)

 連作短編集。
 僕とクラスメートの森野夜は、共通する習性で繋がっていた。人間の持つどす黒い残酷性に、興味を惹かれる習性である。

 いろいろなタイプの「異常者」が登場するのだが、みな一様に落ち着いていて、決して快楽的ではない。淡々と自分がしたいことをこなしてゆく……たとえ殺人であっても。そんな雰囲気である。
 その独特の静けさが、逆に彼らの禍々しさを際立たせてもいる。
 早く続きが読みたいと思わせる筆者の腕は素晴らしいが、ただ単行本に「あとがき」を書くのはいかがなものか。潔さが足りなくはないだろうか。
 私は、執筆活動の裏話を、こういう形で読みたくはない。
80点
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