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犬のしっぽを撫でながら

小川洋子(集英社)

 エッセイ集。
 『博士の愛した数式』にからめた数学の話が面白かった。
 「素数とは1と自分自身以外では割り切れない自然数である……(中略)分解されることを拒み、常に自分自身であり続け、美しさと引き換えに孤独を背負ったもの。それが素数だ。」
 素数がそんなにも特別な数字だったなんて、単純に驚いた。
 私は昭和×年11月1日生まれであるが、全部素数だ、どおりで美しくて孤独なんだ、と思ったら「1」は素数では無かった。詰めが甘かった。
 冗談はさておき。
 『罵られ箱』も良かった。落ち込んだときは無理に前向きにならず、駄目な自分を再確認するそうだ。ネガティブな私にも真似できそうな処世術だ。
70点
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