忍者ブログ

犬のしっぽを撫でながら

小川洋子(集英社)

 エッセイ集。
 『博士の愛した数式』にからめた数学の話が面白かった。
 「素数とは1と自分自身以外では割り切れない自然数である……(中略)分解されることを拒み、常に自分自身であり続け、美しさと引き換えに孤独を背負ったもの。それが素数だ。」
 素数がそんなにも特別な数字だったなんて、単純に驚いた。
 私は昭和×年11月1日生まれであるが、全部素数だ、どおりで美しくて孤独なんだ、と思ったら「1」は素数では無かった。詰めが甘かった。
 冗談はさておき。
 『罵られ箱』も良かった。落ち込んだときは無理に前向きにならず、駄目な自分を再確認するそうだ。ネガティブな私にも真似できそうな処世術だ。
70点
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

カレンダー

07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 5 6 7 9
10 11 12 13 15 16
17 18 19 20 22
24 26 27 28 29 30
31

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

[08/27 まきまき]
[08/27 もか]
[08/22 まきまき]
[08/22 ぴーの]
[08/05 まきまき]

プロフィール

HN:
まきまき
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

P R

カウンター

アクセス解析