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ババヤガの夜

王谷晶(河出書房新社)

祖父母に育てられ武道、というかケンカ道を叩き込まれた依子。
ヤクザに腕っぷしを買われてスカウトされたが、任された業務はヤクザ一家のお嬢様の警護であった……。

世界最高峰のミステリー文学賞ダガー賞を、日本人で初めて受賞! と派手な帯に惹かれて買ってみました。
いやあバイオレンスでした。
血みどろ。
だけどカラっとしててあまり嫌悪感はなかったです。
骨が砕けて~血が噴き出して~なんて部分は想像することを放棄して読んだせいかも。

ストーリーはどこかで読んだような話の詰め合わせなんだけど、まあ面白かったです。
組長の娘が、まるでガラス細工のような雰囲気で、でも芯は強くて(セーラー服とアレ?)。
婚約者がいるんだけど、そいつはゲス野郎で、って。

展開が早くて読みやすく、電車旅で一気読みできました。
85点

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連日の更新

なんでかって言うとSwitchが故障しちゃって修理に出しているのです。
充電がすぐ無くなってしまうという症状でして、2018年3月に買ったものだからもうちょっとで6年、電子レンジの4年よりはマシだったわ。
というわけで時間に余裕があるのです。
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遠藤周作・著「怪奇小説集」(講談社文庫)。
誰かが激賞してたんだけど絶版っぽかったのでメルカリで購入しました。

どれもこれも面白かったです。使い古されたトリックも多かったけど、描き方がやっぱりひと味違うよねえ。
特に良かったのは「霧の中の声」。
二度ほど予知夢を見た信子。次に見たのは夫に突き飛ばされて車にひかれる夢だった……。
信子の夫は、他人からみたら良い夫です。
毎日定時に家を出て仕事をし、定時に帰ってくる。酒も飲まないし浮気もしないし暴力もふるわない。
がしかし、ケチで嫉妬深くて何の面白みもない人です。
信子は思います……「あたしはこれからも毎日あんな生活を送らねばいけないの。あんなミミっちい、夢のない生活を」。
衝撃のラストだったけど、信子はん、わかるでぇ。どうしようもなくコレジャナイ感がつのるときってあるよね。

診察室にきた赤ずきん

大平健(新潮社)

 精神科を訪れた患者に、医者が昔話を語ってきかせる。引きこもりの息子の親には「三ねんねたろう」の話を。良き妻を演じて疲れきり、離婚を考え始めた女性には「つる女房」の話を……。

 物語療法? いったいどんな療法なのだろう? とかなり興味を惹かれて本書を読んだのだが、期待外れだった。
 たぶん筆者は多くの患者に昔話をして、それなりの成果をあげてきたのであろうが、本当にこんなに上手くいくものだろうかという疑問が残った。
 だいたい「どうしてその話とこの患者の話がシンクロするのか?」という部分もかなりあって、それはいわゆるこじつけでは? なんて意地悪く思ってしまった。
40点

幸福な質問

おーなり由子(新潮社)

 コンセプトは大人の絵本、か。何かの雑誌でお薦め! と書いてあったので、素直な私は即読んで見た。でも、繰り返し読む気になる本ではない。絵は嫌いではないが……内容がどうにもかゆい。
 いや、けなしているわけではないです。ただ私には合わなかったということで。
20点

チョコリエッタ

大島真寿美(角川書店)

 高校生の知世子。映画研究部の部員である彼女は、あるとき卒業した先輩の正岡くんと再会する。二人はひと夏の間、ビデオカメラを回す。映される知世子と映す先輩。知世子はでたらめなことをしゃべり続ける……。

 フェリーニの映画「道」の話が頻繁に出てくる。それがしっくりと作品に溶け合っていて、知世子(チョコリエッタ)と主演女優のジュリエッタ・マシーナの会話にも違和感を抱かなかった。
 それと、先輩の祖父の話が良かった。道を踏み外しそうになっている孫を、風格と凄みで救う祖父。素晴らしい。

 この作品、装丁がとても可愛い雰囲気なので、逆に損をしているかもしれない。「いい大人が読む作品じゃない?」と思われそうだ(現に私はそう思った)。
80点

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