歌野晶午(文藝春秋社)
主人公の成瀬将虎は、偶然の成り行きからとある会社を調査することになった。それは高額商品を売りつけて客の財産を搾り取る、悪徳商法の会社だった。しかも保険金殺人まで行っているらしい。成瀬の命懸けの調査は実を結ぶのか。
ストーリーが、登場人物のみならず時間も錯綜するので、なかなか頭に入ってこなかった。でも文章は軽快だし、主人公のまっとうさ加減にも好感を持てた。
ただ、大きな仕掛けが二つ隠されているのだが、一つは読んでいるうちに見当がついてしまった。私のような素人にも察しがつくとは……「2004年このミス」第一位には疑問を感じざるを得ない。
70点
主人公の成瀬将虎は、偶然の成り行きからとある会社を調査することになった。それは高額商品を売りつけて客の財産を搾り取る、悪徳商法の会社だった。しかも保険金殺人まで行っているらしい。成瀬の命懸けの調査は実を結ぶのか。
ストーリーが、登場人物のみならず時間も錯綜するので、なかなか頭に入ってこなかった。でも文章は軽快だし、主人公のまっとうさ加減にも好感を持てた。
ただ、大きな仕掛けが二つ隠されているのだが、一つは読んでいるうちに見当がついてしまった。私のような素人にも察しがつくとは……「2004年このミス」第一位には疑問を感じざるを得ない。
70点
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