もかさんにおすすめいただいたNHK「100分 de 名著」の「ペスト」の回を見ました。
結果、ぼんやりとしか分からなかったあれこれが、はっきりくっきり分かりました。
作者であるカミュといえば不条理文学ですが、ふじょーりって何さ? とずっと思ってました。
人は生きて行くうえで、いつだって不条理にさらされている。疫病、戦争、大地震……もっと身近なことだといじめだってそうです。
その渦中で人はどうふるまうのか? それをカミュは考え続けていたようです。
まず、認めようとしない人たち。ペストっぽいけどどうだろ? ペストって言っちゃって違ったら? 誰が責任とる? とぐずぐず決断できない人たち。
次に自分に出来ることを粛々と行う人たち。医師リユーや、保険隊に入って献身的に働くタルーやグラン。彼らはヒーローになりたいわけではなく、ただ誠実に業務をこなす。
そして災禍に乗じて利を得ようとする悪人たち。密売人のコタールは保身と怪しい仕事に身をやつす。
それぞれの立場や想いを丁寧に描くことで、人間の強さと弱さが浮かび上がってくる。
本当によくできた小説です(何様)
コロナ禍前の制作だったのがちょっと残念ですが、これは一見の価値ありです。
結果、ぼんやりとしか分からなかったあれこれが、はっきりくっきり分かりました。
作者であるカミュといえば不条理文学ですが、ふじょーりって何さ? とずっと思ってました。
人は生きて行くうえで、いつだって不条理にさらされている。疫病、戦争、大地震……もっと身近なことだといじめだってそうです。
その渦中で人はどうふるまうのか? それをカミュは考え続けていたようです。
まず、認めようとしない人たち。ペストっぽいけどどうだろ? ペストって言っちゃって違ったら? 誰が責任とる? とぐずぐず決断できない人たち。
次に自分に出来ることを粛々と行う人たち。医師リユーや、保険隊に入って献身的に働くタルーやグラン。彼らはヒーローになりたいわけではなく、ただ誠実に業務をこなす。
そして災禍に乗じて利を得ようとする悪人たち。密売人のコタールは保身と怪しい仕事に身をやつす。
それぞれの立場や想いを丁寧に描くことで、人間の強さと弱さが浮かび上がってくる。
本当によくできた小説です(何様)
コロナ禍前の制作だったのがちょっと残念ですが、これは一見の価値ありです。
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