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映画「すべてが変わった日」

Amazon Primeで観ました。

60年代のアメリカ。
ジョージ(ケビン・コスナー)とマーガレット(ダイアン・レイン)の息子が、落馬事故で亡くなる。
息子の妻ローナ(ケイリー・カーター)は事故から3年後、幼い息子を連れて再婚する。
しかし再婚相手のドニーは粗暴な男で、彼がローナに暴力を振るう瞬間を、マーガレットは偶然目撃してしまう。
ローナとその息子を助けようと、ジョージとマーガレットは引越し先を訪ねるが……。

その引越し先ではドニーの母親ブランチが一家を仕切っていたわけですが、すんごいBBAなんですね、これが。
顔は美しくて真っ赤な口紅でキメてるのですが、息子たちも恐れおののく極悪人で、邪魔者は消せ! という信念をお持ちなの。
だからジョージ夫妻が嫁さんと孫を奪いに来たとなったら、まるで魔女か女豹のように牙を剥くのであります。
手斧でジョージの……ああああああ、もう怖いっ。

ジョージとマーガレットの夫婦愛も見ものです。
妻は向こう見ずで突っ走るタイプなのですが、夫が冷静に判断して、でも最後は妻の手助けをする。
まぁ結末がアレなので夫婦愛もアレなのですが、若い頃から観てきた俳優2人の仲睦まじい老夫婦っぷりが素敵でした。

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映画「Swallow スワロウ」

Amazon Primeで観ました。
前にツイッターで「女性主人公映画ベスト10」なんてハッシュタグを見つけまして。
ざーっと読んだのですが、この映画を推してるかたがけっこういて興味を持ちました。

主人公のハンターは玉の輿婚でニューヨークの豪邸で暮らしている。
夫は表面上は優しいが、妻よりも自分の親の言いなり。その義父母もハンターを見下していて話をまともに聞く気すらない。
やがてハンターは妊娠するが気持ちは晴れない。
そんな時、彼女はガラス玉を飲み込むという誘惑に勝てず実行してしまう。
排泄物にそのガラス玉を見つけ、彼女は得も言われぬ快感を知る……。

異食症という病気はうっすら知っていましたが、こんなに衝動が激しいなんて。
押しピンを飲もうとして舌を怪我したり、それで一度は諦めるけどまた意を決して飲み込むシーンとか、んもうお尻がキュッとなる部分がたくさんありました。
この女優は初めてみましたが上手いよね。
どこか冴えない女性、みたいな仕草とか、普段は大人しそうなんだけど怒りを爆発させてキレる演技とか。

ひとことで言うとキモチワルイ映画でしたが、色の使い方が綺麗で見とれるシーンが随所にありました。
ハンターがプールサイドで掃除するシーンでは紫のパンツに黄色い長靴。
カウンセラー? の女性のセーターの深いブルー。
夫のシャツとネクタイの色合わせ。
内容は他所様におすすめするようなものではないなぁと思いましたが、そこだけは観る価値ありかも。

映画「勝手にふるえてろ」

Amazonのプライム会員になりました。
と言っても1年間だけですけど。
auが特典あげるねータダだよーって言うから乗っかってみた。
1年間映画観まくるよ! 就活は今回もダメだったからね! わっはっは!

さて映画。
綿矢りさ原作の小説の映画化。
OL・ヨシカ(松岡茉優)は恋愛経験がなく、中学時代からイチ(北村匠海)に想いを寄せていた。
しかし会社の同僚・ニ(渡辺大知)から人生初告白されて舞い上がる。
ニのことはそこまで好きじゃないヨシカは、イチに再会すべく海外にいる同級生になりすまして同窓会を企画する。
そこでイチに再会し、しかも二人きりになって話が弾んだが……。

うーん、まあまあでしたかね。
松岡茉優の妄想とか、渡辺大知の熱っぽい感じが鬱陶しかったです。
何より北村匠海の自己中さがもう。
同窓会での彼の告白は、ネタバレなので詳しく書けないけど「それ、本当?」って言いたくなったな。
オレさ、見た通りイケメンじゃん? だから周りが放っておかないってゆーか嫉妬? なのかなぁ、ちょっとつらかったなぁ(遠い目)、臭がぷんぷんしました。

あと余談っぽくなりますが、松岡茉優がいろんなコートを着てておしゃれさん設定なの? と思いましたが、その割に全体的にもっさりとしたコーディネートで ? でした。

映画「私は告白する」

NHK-BSで放送されたものを録画して観ました。
ヒッチコック映画はだいぶ観ましたが、これは初見でした。

神父であるマイケルは、ある夜ケラーの告白を聞く。それは強盗殺人という恐ろしいものであった。
ほどなくして警察の捜査が始まる。
事件当日、僧衣の男を見たという目撃者が現れるが、それはケラーが仕組んだ罠だった。
しかもマイケルが人妻と会っていたことも判明してマイケルが犯人として疑われる。
彼は聖職にあるため真実を語ることが出来ず、ついに裁判にかけられることになるが……。

古い映画ですが、すごく面白かったです。
神父と人妻の過去の出来事、ケラーの悪人っぷり、殺された弁護士の人柄……といろいろな要素が組み合わさって飽きさせない展開でした。

しかし懺悔の内容は口外できないってのはここまで厳しいものなのでしょうか。
法律よりも守るべきものなの? ともやもやが止まりませんでした。
ケラーが煽ってくるんだもの。
やーいやーい言えないだろー、お、バラすのか? やっぱりバラすんだろ、お前はそういう汚いヤツだよなぁ、みたいに。
あとは人妻役のアン・バクスターの美しさには見とれました。
このあたりのモノクロ映画の女優の美しさって、本当にただ者ではないよね。

映画「バベットの晩餐会」

NHK-BSで放送されたのを録画して観ました。

19世紀、ユトランドの片田舎に美しい姉妹・マーチーネとフィリパが暮らしていた。
牧師だった父親亡きあと、老境となっても二人は同じように清廉な生活をしていた。
若い頃には姉であるマーチーネには士官のローレンスが、妹のフィリパには歌手のパパンが求婚するも、父親の想いを汲み取って結婚することはなかった。
やがて父親の生誕100年を記念して、二人はささやかな晩餐会を催し、村人たちを招こうと計画する。
そこで家政婦であったバベットが二人に、フランス料理でもって晩餐会を仕切らせて欲しいと申し出る。
戸惑う姉妹であったが、バベットの希望を叶えることにする……。

凝った演出やセリフはないけど、じんわりと心に響く良き映画でした。
本当に姉妹が美しくて男どもが夢中になるのも無理はない、それゆえ年老いた姿が物悲しくてその対比が残酷な気がしました。
後半はバベットが作る豪華な料理の数々に目を奪われました。
彼女は宝くじが当たって1万フランを手に入れ、それでもって食材を調達するのです。
そうとは知らないマーチーネが生きたウミガメに驚いて悪夢を見るシーンは笑ってしまいました。天罰が下ると思い込んで、みんなに料理に興味を示してはダメだと言い出したり。

招かれた村人たちも高級食材とは無縁の人たち。
ただ一人、パパンの計らいで招かれたローレンスだけがその味に驚嘆する……うまい展開でした。
バベットの正体がラストで明かされますが、そこまで何となく冷淡で怖い雰囲気だった彼女が実は、という流れにゾクゾクさせられました。

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