Back To The Past
よしなしごとども 書きつくるなり
映画「アリー スター誕生」
Amazon primeで見ました。
小さなバーで歌手として働くアリー(レディー・ガガ)。
そこへ偶然訪れた人気歌手ジャクソン。彼はアリーの才能に気付いて、やがて自分のライブに招待する。
大観衆が見つめる中、アリーは戸惑いながらもジャクソンと共に歌い、歓声を浴びる。
ほどなくしてアリーは大物プロデューサーにも認められて、スターへの階段を着々と登ってゆく。
いっぽうジャクソンはアル中が悪化して、2人の関係にもヒビが入り……。
この映画の見どころ、いやさ聞きどころはやっぱりガガ様の歌でしょう。
歌うまなのは知っていましたが、こんなにすごいとは。
何気なくアカペラで歌うシーンであっても場の空気が変わるほどの声量だし。
本気だして歌うシーンでは感動して涙が出てきたし。
なんつーか声の芯が太いのよ、揺るぎがないのよ、まるで島津亜矢(←私の評価基準となっている)なのよ。
そんなガガ様なのに、役では「鼻が高すぎるって言われたの」なーんて自信なさげに言うのです。
アメリカでも!? 女性歌手に容姿を求めるの!? ってびっくりさ。
ジャクソンとの恋愛の部分も、まあ型通りではあったけどよく描かれていました←ウエメセ
アリーはジャクソンに、見出してくれた恩義も感じていただろうし、男性として好きになりすぎていて、かわいそうなほどでした。
あとはアルコールとドラッグにおぼれるジャクソンがリアルでした。
以前有名ピアニストが睡眠薬が手放せないと言っていましたが、げーのー人も大変だわ。
小さなバーで歌手として働くアリー(レディー・ガガ)。
そこへ偶然訪れた人気歌手ジャクソン。彼はアリーの才能に気付いて、やがて自分のライブに招待する。
大観衆が見つめる中、アリーは戸惑いながらもジャクソンと共に歌い、歓声を浴びる。
ほどなくしてアリーは大物プロデューサーにも認められて、スターへの階段を着々と登ってゆく。
いっぽうジャクソンはアル中が悪化して、2人の関係にもヒビが入り……。
この映画の見どころ、いやさ聞きどころはやっぱりガガ様の歌でしょう。
歌うまなのは知っていましたが、こんなにすごいとは。
何気なくアカペラで歌うシーンであっても場の空気が変わるほどの声量だし。
本気だして歌うシーンでは感動して涙が出てきたし。
なんつーか声の芯が太いのよ、揺るぎがないのよ、まるで島津亜矢(←私の評価基準となっている)なのよ。
そんなガガ様なのに、役では「鼻が高すぎるって言われたの」なーんて自信なさげに言うのです。
アメリカでも!? 女性歌手に容姿を求めるの!? ってびっくりさ。
ジャクソンとの恋愛の部分も、まあ型通りではあったけどよく描かれていました←ウエメセ
アリーはジャクソンに、見出してくれた恩義も感じていただろうし、男性として好きになりすぎていて、かわいそうなほどでした。
あとはアルコールとドラッグにおぼれるジャクソンがリアルでした。
以前有名ピアニストが睡眠薬が手放せないと言っていましたが、げーのー人も大変だわ。
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映画「グリーンブック」
Amazon primeで見ました。
60年代のアメリカ。
イタリア系白人のトニーは職を失ったタイミングで、黒人ピアニスト・シャーリーのツアーに運転手として同行することになる。
人種差別が色濃く残る南部を旅する2人。行くさきざきでトラブルに見舞われるが……。
実話をもとにした映画だそうで、半世紀前のアメリカってこうだったんだ! という驚きとともにみました。
シャーリーはアメリカ随一の天才ピアニストなのに、黒人というだけでレストランに入れなかったりします。
演奏会場は金持ち相手の一流ホールだったりするのに、トイレさえ使わせてもらえないのです。
それでもシャーリーは粛々とピアノを弾きます。
お調子者でがさつなトニーは、自身もそれまで平気で黒人差別をしていましたが、シャーリーとともに旅をするうち、次第に「これっておかしくね?」と気付きます。
そのトニーの心が変化してゆく様が、この映画の見どころでしょうか。
人種差別という重いテーマがあるものの、ふふふと笑える部分もたくさんありました。
出始め? と思われるケンタッキー・フライド・チキンの描写とか。
うまいうまいと車中でむさぼり食うトニー、ブランケットに油が付く、衛生的に疑問があるし要らないと固辞していたシャーリーが、ひとくち食べて「!」ってなるシーンが笑えました。
ケンタ、おいしいよねぇ。
あまり期待しないで見た映画でしたが、とってもいい映画でした。
60年代のアメリカ。
イタリア系白人のトニーは職を失ったタイミングで、黒人ピアニスト・シャーリーのツアーに運転手として同行することになる。
人種差別が色濃く残る南部を旅する2人。行くさきざきでトラブルに見舞われるが……。
実話をもとにした映画だそうで、半世紀前のアメリカってこうだったんだ! という驚きとともにみました。
シャーリーはアメリカ随一の天才ピアニストなのに、黒人というだけでレストランに入れなかったりします。
演奏会場は金持ち相手の一流ホールだったりするのに、トイレさえ使わせてもらえないのです。
それでもシャーリーは粛々とピアノを弾きます。
お調子者でがさつなトニーは、自身もそれまで平気で黒人差別をしていましたが、シャーリーとともに旅をするうち、次第に「これっておかしくね?」と気付きます。
そのトニーの心が変化してゆく様が、この映画の見どころでしょうか。
人種差別という重いテーマがあるものの、ふふふと笑える部分もたくさんありました。
出始め? と思われるケンタッキー・フライド・チキンの描写とか。
うまいうまいと車中でむさぼり食うトニー、ブランケットに油が付く、衛生的に疑問があるし要らないと固辞していたシャーリーが、ひとくち食べて「!」ってなるシーンが笑えました。
ケンタ、おいしいよねぇ。
あまり期待しないで見た映画でしたが、とってもいい映画でした。
映画「パラサイト 半地下の家族」
テレビでノーカット放送されていたので録画して見ました。
ダンナは私と同じくらい嫌韓なので見たくないって言っていたのですが、昨日はやることもなくて渋々一緒に見てました。
両親、長男、長女という家族構成のキム一家は貧しさにあえいでいた。
ひょんなことから長男・ギウが超セレブ一家・パク家の子どもの家庭教師をすることとなる。
そこから次々にパク家に入り込んでいくキム一家。
彼らの計画は順調だったが、彼らのせいでクビになったメイドが舞い戻ってきて、状況は一変する……。
ストーリー自体はさすがアカデミー賞! って感じの飽きさせないものでした。
志村後ろ後ろ! 的なスリル、エロティックなシーンもあったり、おいおいって言いたくなるような笑えるシーンもあったり。
これが韓国ドラマがウケてる要因なのかな、まったく見たことがないので推測ですが。
それから匂いが物語のキーになっているところがうまいなぁと思いました。
いろいろ隠しても、匂いだけはどうすることもできない。
貧乏人の匂い、臭いって書いたほうがいいかな、が父親であるギテクにとってコンプレックスの象徴だったのでしょうね。
それがあの悲劇を呼んだんだよね。
「誰も知らない」ぐらい後味の悪い映画でした。
が、北朝鮮のことを映画の中とはいえ、こんなふうにおちょくるんだとか、長女が美人の設定だけど、これで?とか、セレブのお金の遣いかたパネェとか、細部が興味深かったかな。
ダンナは私と同じくらい嫌韓なので見たくないって言っていたのですが、昨日はやることもなくて渋々一緒に見てました。
両親、長男、長女という家族構成のキム一家は貧しさにあえいでいた。
ひょんなことから長男・ギウが超セレブ一家・パク家の子どもの家庭教師をすることとなる。
そこから次々にパク家に入り込んでいくキム一家。
彼らの計画は順調だったが、彼らのせいでクビになったメイドが舞い戻ってきて、状況は一変する……。
ストーリー自体はさすがアカデミー賞! って感じの飽きさせないものでした。
志村後ろ後ろ! 的なスリル、エロティックなシーンもあったり、おいおいって言いたくなるような笑えるシーンもあったり。
これが韓国ドラマがウケてる要因なのかな、まったく見たことがないので推測ですが。
それから匂いが物語のキーになっているところがうまいなぁと思いました。
いろいろ隠しても、匂いだけはどうすることもできない。
貧乏人の匂い、臭いって書いたほうがいいかな、が父親であるギテクにとってコンプレックスの象徴だったのでしょうね。
それがあの悲劇を呼んだんだよね。
「誰も知らない」ぐらい後味の悪い映画でした。
が、北朝鮮のことを映画の中とはいえ、こんなふうにおちょくるんだとか、長女が美人の設定だけど、これで?とか、セレブのお金の遣いかたパネェとか、細部が興味深かったかな。
映画「鈴木家の嘘」
Amazon Primeで見ました。
鈴木家の長男である浩一は引きこもりだったが自死してしまう。ショックで記憶喪失となった母親のために、父と娘は嘘をつく。浩一は部屋から出て叔父のいるアルゼンチンで働き始めたと……。
いろいろ考えさせられる映画でした。
悪者はいないんだけど、みんなが傷つき、傷つけあい、思いがすれ違っていくのが切なかったです。
妹からみたら、引きこもって「恥ずかしい存在」となってしまった兄が疎ましかった。
けれど死なれてしまったら兄の想いを聞くこともできなくて、自分が言ってしまった暴言も撤回できなくて苦しむ。
父親からみたら、自分なりに息子に愛情をかけていたつもりだったのに、反抗しかされず、しまいには自死されてしまう。
やがて母親も真実を知ることとなりますが、「あの時こうしていれば」という後悔ばかりが募って苦しむ。
長男の心中があまり描かれていないので、みているほうも「なぜ死ななければならなかったのか?」が分からない。
けっこうリアルに描かれた自殺のシーンは何度か出てくるものの、真相は謎のままです。
うつだったのか? と思いがちですが、父親が病院へ連れていこうとしたらブチ切れて病気じゃないって叫んでいたし。
こうしてみると、死んだ本人と同じくらい残された家族も苦しむのかもしれません。
命を絶って「終わった」本人より、理由を永遠に探し続けて「終わらない」家族のほうがつらいかもしれません。
そのつらさを妹がグリーフケアの集会で吐き出すシーンが良かった。
お兄ちゃんを許さない! と言い放っていましたが、心の奥底から出た叫びは迫力がありました。
暗いテーマの映画ですが、コミカルなシーンもふんだんにあって、泣き笑いしながらみましたです。
結論としては自殺はよくないね、に尽きますな。
鈴木家の長男である浩一は引きこもりだったが自死してしまう。ショックで記憶喪失となった母親のために、父と娘は嘘をつく。浩一は部屋から出て叔父のいるアルゼンチンで働き始めたと……。
いろいろ考えさせられる映画でした。
悪者はいないんだけど、みんなが傷つき、傷つけあい、思いがすれ違っていくのが切なかったです。
妹からみたら、引きこもって「恥ずかしい存在」となってしまった兄が疎ましかった。
けれど死なれてしまったら兄の想いを聞くこともできなくて、自分が言ってしまった暴言も撤回できなくて苦しむ。
父親からみたら、自分なりに息子に愛情をかけていたつもりだったのに、反抗しかされず、しまいには自死されてしまう。
やがて母親も真実を知ることとなりますが、「あの時こうしていれば」という後悔ばかりが募って苦しむ。
長男の心中があまり描かれていないので、みているほうも「なぜ死ななければならなかったのか?」が分からない。
けっこうリアルに描かれた自殺のシーンは何度か出てくるものの、真相は謎のままです。
うつだったのか? と思いがちですが、父親が病院へ連れていこうとしたらブチ切れて病気じゃないって叫んでいたし。
こうしてみると、死んだ本人と同じくらい残された家族も苦しむのかもしれません。
命を絶って「終わった」本人より、理由を永遠に探し続けて「終わらない」家族のほうがつらいかもしれません。
そのつらさを妹がグリーフケアの集会で吐き出すシーンが良かった。
お兄ちゃんを許さない! と言い放っていましたが、心の奥底から出た叫びは迫力がありました。
暗いテーマの映画ですが、コミカルなシーンもふんだんにあって、泣き笑いしながらみましたです。
結論としては自殺はよくないね、に尽きますな。
映画「ミッドサマー」
Amazon Primeでみました。
事故によって家族を失ったダニー。落ち込む彼女だったが、友人たちや恋人に誘われてスウェーデンのとある村を訪れる。そこでは夏至祭が行われる予定で、しかも90年に一度の特別な祝祭だという。
花が咲き乱れ楽しげに舞い踊る村人たち。沈まない太陽。楽園のような村に、やがて不穏な空気が……。
いやはや辛い映画でした。
まず主人公のダニーがまったく魅力的じゃないし、かまってちゃんだしでイライラ。
恋人がちょっとでも大事に扱ってくれなかったら、ちくりと嫌味を言うのです。気付いて恋人が謝ると謝らなくていいの、私も悪かったわ、ううん、そうじゃないの、ほんとにごめんなさい、気にしないで、gdgd
ってうるさーーーい! って言いたくなるのよ。
そして本題である夏至祭のこと。
笑顔で残酷な儀式を執り行う村人たちの不気味なこと。
しきたりだから、伝統だから、という縛りがあると人間はここまでやれちゃうものなの? と空恐ろしくなりました。
特に崖のシーン。
書いててもいやだ、思い出したくないよぅ。
しかしこういう設定って、アメリカ映画でよく見る気がする。
宗教的な、あるいは思想的なコミュニティがあって、はたから見ると訳わからん集団だけど、本人たちは何の疑問も抱いてなくて、殺人を含む犯罪もやっておしまい、アラホラサッサーってね。
まさに狂気ですよね。
何の得にもならん映画でしたが、北欧風の衣装が素敵でした。
白っぽい生地に刺繍が映えて、おばあちゃんでさえかわいく見えました。
事故によって家族を失ったダニー。落ち込む彼女だったが、友人たちや恋人に誘われてスウェーデンのとある村を訪れる。そこでは夏至祭が行われる予定で、しかも90年に一度の特別な祝祭だという。
花が咲き乱れ楽しげに舞い踊る村人たち。沈まない太陽。楽園のような村に、やがて不穏な空気が……。
いやはや辛い映画でした。
まず主人公のダニーがまったく魅力的じゃないし、かまってちゃんだしでイライラ。
恋人がちょっとでも大事に扱ってくれなかったら、ちくりと嫌味を言うのです。気付いて恋人が謝ると謝らなくていいの、私も悪かったわ、ううん、そうじゃないの、ほんとにごめんなさい、気にしないで、gdgd
ってうるさーーーい! って言いたくなるのよ。
そして本題である夏至祭のこと。
笑顔で残酷な儀式を執り行う村人たちの不気味なこと。
しきたりだから、伝統だから、という縛りがあると人間はここまでやれちゃうものなの? と空恐ろしくなりました。
特に崖のシーン。
書いててもいやだ、思い出したくないよぅ。
しかしこういう設定って、アメリカ映画でよく見る気がする。
宗教的な、あるいは思想的なコミュニティがあって、はたから見ると訳わからん集団だけど、本人たちは何の疑問も抱いてなくて、殺人を含む犯罪もやっておしまい、アラホラサッサーってね。
まさに狂気ですよね。
何の得にもならん映画でしたが、北欧風の衣装が素敵でした。
白っぽい生地に刺繍が映えて、おばあちゃんでさえかわいく見えました。
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