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よしなしごとども 書きつくるなり
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娘の学校の懇談会に出席してきました。

教室に行くと、さっそくAママ(娘が仲良しの子のママ)に遭遇。
雑談していると、Bママ(娘が嫌いだと言いつつ浮世の義理で仲良くしている子のママ)がやってきたので、
「コンサートの件、いろいろありがとうございます」
と言うと、
「いえいえ。私もたまには実家に行きたいし」。

説明しよう。
前にも書いたが、娘とB子は東京ドームのコンサートに一緒に行くのだ。
それを聞いたBママ、実家が埼玉なので、コンサートが終わったら実家にみんな(ウチの娘含む)で泊まっちゃおう、という話になったのだ。

私は申し訳ないですーとか、大丈夫ですかーとか、いろいろ言ったけど、Bママからは何の御礼も無しなんだな。
チケットの価値を知らないのか……と小一時間。

その後、懇談会の時間になったので、ぞろぞろと教室へ。
今回は座席が自由だったので、Aママ、Bママ、私、ほかに3人のママが同じグループになりました。
1時間くらいグループディスカッションをしたのですが、半分以上はBママのトークショー。
みんながニガワラしてるのを物ともせず自分語り。
大人しめのママたちの話も聞きたかったのにさ。
先生への質問もさっぱり要領を得なくて、時間ばっかりくってさ。
コンサートの恨みがあるせいか、何もかもイラつくー。

疲れ果てての帰り道、Aママと学校から駅へ行く途中まで一緒だったので、
「B子って!! Bママって!!」
という話で盛り上がりましたわ。

私は最近娘と口をきいてないので、
「追試になったB子が逆ギレして、A子、まなつが危うく怪我しそうだった」
事件とかを聞いて、えぇぇぇぇと驚いたり。

まったくこの親にしてこの子あり、な人たちなのでした。


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休職したり欠勤したりだった社員が退職しました。
そういう人って、最後までそういう人、なんだなぁとつくづく思いました。

やっと「辞める」ってことになったとき、おエラいさんが気を遣って
「在籍中でも求職活動していいよ。そのために休むのは認めます」
って言ったら
「1ヶ月出社しなくていいよ。給料は全額払うから」
って拡大解釈したらしく。

ちょっと考えたらあり得ないでしょ?
有給休暇も残りゼロだし。
辞めるときは1ヶ月遊べるんだよ~なんてなったら、みんなそうするっつーの。
だいたいアナタが稼がない分のお金、どっから湧いてくるのさ。

と言いたいのをぐっとこらえて、
「欠勤分は給与から引くから、勤務表は書いてね。私が捏造するわけにはいかないんだから」
という旨のメールを出したのです。
返事はなかったけど。

あらら、納得できないのかしら?
とやきもきしていたら、ちゃんと離職票にはサインしてくれたから良かったです。

「もっときちんと自己管理できれば続けられたのに」
って言っていたらしいけど……ん~、残業するのが当たり前のソフト開発、向いてないんじゃないでしょうか。
余計なお世話ですけどね、ええ。



今日は先月亡くなった叔父(ダンナの)の、本葬儀でした。

先日の密葬のときは、僧侶が50人くらい来たと書きましたが、今日は150人っ。
日本中の○○宗○○派の僧侶が来ちゃったか!? って感じでした。

葬儀の開始予定の時刻よりも30分早く僧侶が続々と本堂へ入りはじめたのは……入場だけで30分かかるからであった。わぉ~。
そして本堂は坊主坊主坊主でいっぱい、親族でさえ本堂には入れず。
もう何もかもが桁外れでした。

喪主のあいさつでは、亡くなったかたの息子さんが話されたのですが、最後に
「(看病などで)家内には本当に苦労をかけた、感謝している」
的なことを言っていて、思わず感動してもらい泣き。
お坊さんでもそういうことを言うんですね。
お寺さんに嫁入りなんてしたら、滅私奉公は当たり前~な世界だと思っていたよ。

そして宗教界の裏話などもいろいろと聞けました。
白い袈裟を着ているお坊さんがいて、ご本人に聞いたところによると
「管長様が導師を務められるときの、お付の役目をする」
という意味があるんだそうな。
あと、こういう葬儀に来るお坊さんは、香典を持ってくるのか、それともこちらが払うのか、とか。

なかなか興味深い一日でございました。


相変わらず娘とは絶交中。←厨房みたい

「私が怒りを収めればいいのかい? それで万事解決なのかい?」
とダンナに問うと
「いや、怒りたいだけ怒ってれば。オレに被害が及ばなければいいよ」。

うん。
怒りを収める理由も無いしな。

そんな今日このごろなのに、今週末には娘の学校で懇談会があるんですわ。
コンサートに一緒に行く予定のB子のママも、おそらく来るでしょう。
私、冷静でいられるかな?


スーザン・ケイン(講談社)

 読売新聞の書評に惹かれて読んだこの本。おそらく初めて読書しながら付箋を貼りまくった。
 あれもこれも紹介したいのだが、なるべく簡潔に書こうと思う(これには理由がある。それはまた後で)。

 『十戒』でおなじみのモーセについて。彼は預言者として神に選ばれたが、そのおとなしさゆえ一度は辞退したのだ。外向的な兄を代弁者とすることで、やっと自分の使命を受け入れた。
 これらのことは内向・外向が陰陽を成し、どちらも必要なのだということを示している。

 今はやりのオープンオフィス。だが、多種多様な産業界でのこれに関するデータは、生産性を減少させ、記憶力を損ない、働く人を敵対的にする、と語っている。
 これは内向型に限らず、誰でもみんな、人目につかないで隠れられる場所を必要としている証左だという。

 ある心理学者の研究によれば、感受性が鋭い人の大半は内向型だという。それは彼らの人生を苦しいものにすると同時に、良心を形づくる。
 もちろんみんながみんな善人ではないが、友人の苦境に思わず涙するのはこのタイプだ。

 そして最も興味をそそられたのが、11章の「静かな子供をどうしたら開花させられるか」。
 外向型の親と内向型の子、という組み合わせの場合、往々にして親が子供の性質を受け入れられずに、我が子は病気なのではないか? とまで思ってしまう。そういう子供は、受容と少しの応援があれば彼らなりのやりかたで生きていける、と認識することが大切である。
 また、親子とも内向型の場合は、親がそれで苦労した経験上、過度に心配してしまうことがあるという。子供は自分とは別の人間なのだと理解し、子供が神経質になっている場面では「自分もそうだった」と言える親でいればいい。

 内向型の人間は、人と接することでエネルギーを消耗する。外向型は、逆にそれでエネルギーをチャージする。これはまるで異星人ではないか。そういう人もいるということをお互いに理解し合いたいものである。
 そして内向は決して「悪」ではない。それで悩んでいる6,000万の人たち(一説によると半数は内向だという)に、この本を強くすすめたい。

 さて、なぜ簡潔さを心掛けたかというと、こんな実験結果が書かれていたからだ。50人の被験者に難しいジグソーパズルをさせたところ、外向型は内向型よりも途中であきらめる確率が高かった……いや、外向型は目標をすばやく見極める能力には長けている。ただ少し飽きっぽいらしい。
100点

ワタシの一行
(ファースト・レディにして国連代表団の一員として政治手腕を発揮したエレノア・ルーズベルトについて)
「彼女は傷つきやすさがもたらす苦しみから逃れることはなかった。(略)『内気な人間というものは一生内気なままなのでしょうが、それを乗り越える方法を学ぶのです』と彼女は言った。」(単行本 P.178)


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