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こちらあみ子

今村夏子(筑摩書房)

おそらく発達障害と思われるあみ子の、小、中学時代の物語。
ずっと心がざわざわして、読み終えたあとも呆然。だって、これは、いったい、作者は何を言いたいのか?

あみ子は場の空気なんてまったく読まず、言いたいことを言い、したいことをする。
好きな男の子にはしつこく絡むし、授業中でも鼻歌を歌う。

親だったら、なんとか「普通」に近づけようと厳しく接するかもしれない。
兄だったら、やはり存在を隠したいと思うかもしれない。
同級生だったら、あえて関りを持とうとは思わないと思う。
……と、自分の暗部が透けて見えるから読んでいて苦しかったのかも。

あみ子は自由でのびやかだけれど、反面孤独で誰からも理解を得られない。
その苦しみもまた、私の気持ちを苛んだのでしょう。
なんか、とにかくつらい。
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金曜日に会社を休んで、ちょっとした手術を受けました。
詳しくは書けないのでお察しください。
それが、ちょっとした、のはずがたいした手術となってしまい、時間もかなりかかり、待合室で薬の調剤を待っていたら貧血を起こして処置室送りとなり、見に来た医師に「今夜は痛いよー。一泊したほうが良いと思うけど」と勧められて「はい……」と予定外の入院をしました。
土曜日には帰宅できたものの、疲労困憊で今日も会社を休んでしまいました。とほほ。

今週末には5人組に会いにゆかねばならぬのに、どうしてくれよう。
いや、這ってでも行く。


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今日は爆上げ

トランプ、キターーーーッ。
いやはや驚きました。

株価の乱高下にもびっくり。
もっと下がるという意見があって、とても手出しが出来ませんでしたが、何か買っておいたら今ごろはウハウハだったのに。
たられば言っても始まらないけどね。
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娘の同級生、推薦で不合格だったらしく、荒れて荒れて大変らしいです。
普段から口数は少なかったけど、さらに沈黙が多くなり、たまに何かしゃべったと思ったらちくちくと棘のある言葉ばかり。
私らが何かしたわけじゃないのに……としょんぼりな娘。
しばらく放置しておくしかないんじゃない? しかし八つ当たりとは子どもみたいだね。
と言うと、娘は別な同級生の話を始めました。

文系というのは暗記が多いから、やればやっただけ伸びる傾向があるんだけど、どうやっても伸び悩む子はいるわけで。ある子は家で包丁をお腹に当てて、母親に向かって「これで死ねるのかな」って言ったらしいよ。
またある子は某大学に指定校推薦で行けることになったんだけど、たまたま競合する人がいなくてぬるっと推薦枠をゲットしたんだけど、先生も周りもお前で大丈夫か? って言ってて、本人も喜んでいいのか悪いのか、「?」状態みたい。

受験ってこんなに荒むものなのか……ふぅ。


ネットの流れは絶えずして

先日の休みに、久々にホームベーカリーでパンを焼きました。
いやもうこの世のものとは思えないほど美味しかったです。
CUOCAという菓子作りの専門店が出している、食パン1斤分のミックス粉「アップルシナモン」を使いました。
1斤で330円もしたので、ふつーに食パンを買うより高いですな……でもまた食べたいー。
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むかーしよく見ていたサイトがあったのですが、その管理人さんはどうしてるかな? と思って検索したら、以前にも増してプロフェッショナルになられていました。
何の? は書くと逆検索されそうなので避けますが……昔もとにかくこだわりが強くて面倒くさい人だなと思っていたけど、それがさらに増強されててびっくり。

雑記のようなブログには、世の中のある現象がお気に召さない話が書かれていました。
しかも「こういう反論がくるだろうな」という数々の予想を立て、ご自分の理論でがちがちに武装してあって、読んでいて息苦しくなるような文でした。
歳を重ねても、自分がこうと思ったことから一歩も引かないのだなぁと感心もしたり。

しかしながら、私のような理路整然から遠く離れた人間が、こういうかたと一時期でも関わりを持ったんだ(メールで何度かやり取りをした)……と、王様の部屋に裸足で入っちゃったような場違い感を思い知らされたのでした。

映画「殿、利息でござる」

TSUTAYAオンラインで見ました。
時は江戸時代、とある宿場町が舞台。町は「伝馬役」を課せられ、その費用捻出のために貧しい暮らしを強いられていました。
そこで思いついた作戦が「お殿様にお金を貸して利息をもらおう」というもの。
その貸付金を集めるため、阿部サダヲらが奔走する物語。

殿様から利息なんて取ることが出来るか否か? の映画でした。
タイトルは、この映画の結論だったのですな。
で、面白かったといえば面白かったのですが、なんつーか「でしょうね」の連続でした。
山崎努の本性とか、殿様である羽生ゆずちゃんの設定とか、ぜんぶが「でしょうね」って感じ。
意外性はないけど、楽しく見られる映画でした。
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木曜日から4連休だったのに、特別なことは何もなく。
あ、ダンナが帰ってきたので、
「この家では私の誕生日に誰ひとりおめでとうの言葉さえ言ってはくれなかった。私という存在は何の価値もないのだと逆に反省させられた」
という意味のことをさらっと言ったら「ちーん」なってました。
心底忘れていたらしい。
とても忘れられそうにない日付だけに「ほんとかいな」という疑いがいや増すのであった。


あの日

小保方晴子(講談社)

あの大騒動の当事者が綴った、衝撃の手記。
リケジョの星などと持ち上げられて、間もなく地獄の底へと突き落とされた小保方氏。その絶望が余すところなく描かれています。

まず、高校受験に失敗した話から始まっています。挫折感を味わったと語っていますが、そのあとは早大→院に進んで東京女子医大の研修生→ハーバード大への短期留学と、華々しい経歴。
特に留学する部分は、彼女が「アメリカ行きたい! でもお金ない!」表明をしただけで周りの先生たちが段取りしてくれました。
留学ってこんなに簡単なの? 超優秀だから? そのあたりは不明瞭でした。

で、留学先でプレゼンすりゃあ、教授に「過去15年で最高のプレゼンだった」と言わしめ、留学期間の延長と生活費の援助まで申し出てもらって、まさに順風満帆でした。
このあたりの描写は本当に楽しげで、自慢じゃないの事実なの、うふふ、と彼女の声が聞こえてくるようでした。

2014年1月、あのSTAP細胞論文の記者会見が開かれ、その1週間後には過去の論文に疑義がある、と言い出す人たちが出現します。
そのスピード感たるや。
彼女の、たぶん長所であった「ふわふわっと生きてきて結果うまくいってしまった」部分が、ここからすべて裏目に出ます。
最終確認を怠った、疑問点をうやむやにしてしまった、そんな積み重ねが彼女を窮地に追い込みます。

でもですよ。
あそこまでひどいバッシングを受けるほど、彼女がやったことは悪だったのか? と問われると、この本を読んだ後では「No」と言うしかないです。
まずマスコミがひどすぎる。
本当なの? と疑うほどひどすぎる。
実名で出てくる毎日新聞記者の非道っぷり、NHKの執拗な取材、部数が欲しくて記事を書いているという文春の言い分……取材という名の天下御免っぷりに驚愕しました。

次にやっぱり山梨大の若山先生。
小保方氏は恩義 も 感じているようで、なるべく感情を交えずに事実だけを書こうとしているようですが、とにかく彼の嘘と保身がこの大騒動を扇動したのは間違いないです。

最後に思ったことは、研究者、マスコミ、大学って結論ありきなのだな、ということです。
こういう実験結果が欲しいとなったら、そぐわない結果は捨ててしまう研究者。
小保方氏を悪人に仕立てるために躍起になるマスコミ。
世間が騒いでいるからと、博士号を取り上げることしか考えない大学。
この本が出ても誰も反論してないってことは、そういうことだよね。

なんとなーく小保方氏っていけ好かないと思っていましたが、反省しました。
またいつか、好きな研究ができるといいですね、と応援したくなりましたです。


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