忍者ブログ

夜の記憶

トマス・H・クック(文藝春秋社)

 まず、劇中劇というか、小説中小説の手法がおもしろかった。
 主人公は、ミステリー作家。彼は幼くして両親を亡くし、その後、姉も惨殺されてしまう。しかも彼の目の前で。彼は、事あるごとにそのシーンを回想する。姉がどんなふうに殺されたか、どんなことを言ったか。それが「しつこい」と「適度」の間を行ったり来たり……かなり微妙。

 この作品、全体的には好印象だったが、疑いを掛けられていた人物が実は犯人ではなかった、ということがわかった後の部分が、少しだけ説明不足のような気がした。単に私の読み込み不足か(今回はなぜか謙虚)。
70点
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 5
6 8 9 10 11 12
13 15 16 17 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

[04/06 まきまき]
[04/06 もか]
[03/25 まきまき]
[03/25 もか]
[03/25 まきまき]

プロフィール

HN:
まきまき
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

P R

カウンター

アクセス解析