リディア・デイヴィス(白水社)
全51編からなる、短編・散文集。
訳者が岸本佐知子氏だったし、彼女が「運命の本と出会ってしまった!」と激賞していたので期待して読んだが、見事にハズレだった。
ほとんどのものは意味不明。唐突に物語、いや妄想は始まって、オチもなく終わる。訳者はそんな作品群に「鬼気迫る」ものを感じたり、「焦燥感を浮かび上がらせている」と思ったりしたようだが、そう言われて読み返してもなお「どこが?」という感想しか持てなかった。
奇をてらえばいいってものでもないと思うのだが……いや、私ごときには理解できない深淵が隠されているのか? とにかく、謎だらけの作品集であった。
15点
全51編からなる、短編・散文集。
訳者が岸本佐知子氏だったし、彼女が「運命の本と出会ってしまった!」と激賞していたので期待して読んだが、見事にハズレだった。
ほとんどのものは意味不明。唐突に物語、いや妄想は始まって、オチもなく終わる。訳者はそんな作品群に「鬼気迫る」ものを感じたり、「焦燥感を浮かび上がらせている」と思ったりしたようだが、そう言われて読み返してもなお「どこが?」という感想しか持てなかった。
奇をてらえばいいってものでもないと思うのだが……いや、私ごときには理解できない深淵が隠されているのか? とにかく、謎だらけの作品集であった。
15点
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