シェル・シルヴァスタイン(講談社)
かけらはひとりで坐っていた
そんなフレーズで始まる『大人のための童話』、だそうである。作者が大人に読んで欲しくて作った童話ならば、きっとすべては何かの暗喩なのだろう。
かけらのもとにやってくるものたち……風船のようなやつは、傷付きやすくて手に負えない弱い人間だろうか。仔細に見すぎるやつは、さしずめ寛容さが足りなくて、揚げ足取りな人間か。
そしてひとりじゃころがれない、と懐疑的なかけらに、ビッグ・オーは聞く。
「やってみたことはあるの?」
このひと言にこの本の主題が凝縮しているような気がした。
60点
かけらはひとりで坐っていた
そんなフレーズで始まる『大人のための童話』、だそうである。作者が大人に読んで欲しくて作った童話ならば、きっとすべては何かの暗喩なのだろう。
かけらのもとにやってくるものたち……風船のようなやつは、傷付きやすくて手に負えない弱い人間だろうか。仔細に見すぎるやつは、さしずめ寛容さが足りなくて、揚げ足取りな人間か。
そしてひとりじゃころがれない、と懐疑的なかけらに、ビッグ・オーは聞く。
「やってみたことはあるの?」
このひと言にこの本の主題が凝縮しているような気がした。
60点
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