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王への手紙

トンケ・ドラフト(岩波書店)

 16歳のティウリは、騎士叙任式の前夜、礼拝堂で寝ずに過ごしていた。
 そのとき、彼は見知らぬ男にあることを依頼される。遠く離れた隣国の王へ手紙を渡すこと。ティウリの長い冒険がここに始まりを告げた……。

 この作品、オランダにおいて過去50年間に出版された児童書の中で、もっとも優れた作品に選ばれたそうである。
 なるほど内容は勧善懲悪で教育上好都合であろうし、何より単純に面白かった。
 山越え谷越え川も越え、ティウリの遭遇する苦難に、読んでいるほうもハラハラし通しだった。
 また大自然の雄大さ、美しさも存分に表現され、加えて男同士の熱い友情もありで、長い話ではあるが飽きずに読むことができた。
 主人公は16歳。大人はもちろん、その年頃の子が読んだらとても楽しめる作品ではないだろうか。
80点
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