忍者ブログ
ADMINWRITE
よしなしごとども 書きつくるなり
[920]  [713]  [919]  [712]  [711]  [918]  [710]  [917]  [587]  [586]  [542
新潮文庫編集部編(新潮社)

 ミレニアム記念特別文庫。豪華な顔ぶれのアンソロジー。阿川弘之、さくらももこ、ビートたけし、町田康……さすがにみんなおもしろい。

 とりわけ気に入ったのは、平岡倭文重の「暴流のごとく」。筆者は三島由紀夫の母親。
 三島が幼い頃に彼女が書いたという日記は、姑との凄まじいまでの確執に覆い尽くされている。姑は癇の強い女性で、三島を母親から引き離して、独占しようとする。三島はそんな祖母に、健気にもなついているフリをする。
 母親が書いたものだから、少し割り引いて考えても、三島由紀夫という人は、本当に純粋で感受性豊かな人だったようだ。彼の作品をまた読みたくなった。
65点
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[10/23 まきまき]
[10/23 もか]
[10/06 まきまき]
[10/06 ぴーの]
[08/31 まきまき]
プロフィール
HN:
まきまき
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ Back To The Past ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]