忍者ブログ
ADMINWRITE
よしなしごとども 書きつくるなり
[713]  [919]  [712]  [711]  [918]  [710]  [917]  [587]  [586]  [542]  [916
多島斗志之(角川書店)

 精神科医である榊は、十七歳の少女の担当医となる。彼女の病気は分裂病か、境界性人格障害か、榊は診断を下しかねていた。臨床心理士の広瀬由紀は彼女を多重人格ではないかと進言するが、榊はなかなか同意できなかった……。

 よく調べて書いたんだろうな、というのが第一印象。精神を病むというのは、こういうことかと合点がいった。そして衝撃的でもあった。
 同時進行する博物館の贋作にまつわる話も、これまた飽きさせない。やがて二つの話が絡まりあってゆく部分もそつがなくてうまい。
 ただ、ラストだけが少々違和感があった。少女の病気の表面化があまりにも急な気がした。
80点
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[10/23 まきまき]
[10/23 もか]
[10/06 まきまき]
[10/06 ぴーの]
[08/31 まきまき]
プロフィール
HN:
まきまき
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ Back To The Past ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]