山田風太郎(光文社)
山田風太郎のミステリー傑作選の第二巻。
七つの短編と長編が一つ収められている。いずれも探偵・荊木歓喜が謎解きをする。
私が気に入ったのは「女狩」。犯人の動機、あるいは心情と言ってもいいと思うが、それは分かる人にしか分からないものである。
ネタばれになるので詳細は書けないが……とりあえず私は「分かる」クチである。
長編の「十三角関係」も手が込んでいて面白い。
女郎屋の女主人が惨殺され、多数の容疑者が浮かび上がる。
誰からも慕われ、太陽のように明るかった女主人。しかし、どんな親切もアダになることがある。
犯人に繋がるヒントをひとつ。病気も怪我も多少は本人にも責任があるが、発狂するほどの悲嘆だけは完全に他人のせいである、という意味の文章が心に突き刺さった。
85点
山田風太郎のミステリー傑作選の第二巻。
七つの短編と長編が一つ収められている。いずれも探偵・荊木歓喜が謎解きをする。
私が気に入ったのは「女狩」。犯人の動機、あるいは心情と言ってもいいと思うが、それは分かる人にしか分からないものである。
ネタばれになるので詳細は書けないが……とりあえず私は「分かる」クチである。
長編の「十三角関係」も手が込んでいて面白い。
女郎屋の女主人が惨殺され、多数の容疑者が浮かび上がる。
誰からも慕われ、太陽のように明るかった女主人。しかし、どんな親切もアダになることがある。
犯人に繋がるヒントをひとつ。病気も怪我も多少は本人にも責任があるが、発狂するほどの悲嘆だけは完全に他人のせいである、という意味の文章が心に突き刺さった。
85点
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