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よしなしごとども 書きつくるなり
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村上春樹(新潮社)

 BOOK1、BOOK2の続き。
 この本では「青豆」と「天吾」の他に、青豆を追跡する「牛河」が語り手として加わる。
 青豆と天吾は再会できるのか? 牛河という追っ手から青豆は逃げおおせるのか?

 1、2巻で謎だった部分は、たいぶ解き明かされた。しかし依然として核の部分が説明されないまま終わっていて、この物語はまだ続くのか? という疑念が残った。
 とりあえず、3巻は「牛河」という要素が加わったことによって、よりスリリングにストーリーが展開するようになった。その点は良かったが、次第に青豆の独断的な言動が鼻に付くようになった。根拠の無い自信ほど鬱陶しいものはないと私は思う。

 この作品、「村上春樹」という看板が掛かっているから、何となく納得させられた気になって読了したが、その実、筆者は読者を置き去りにしていないだろうか。
 有名店の味が貴方には理解できないのですか? という傲慢さがほの見えた気がした。
70点
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