松浦弥太郎(PHP研究所)
タイトルからして自分には合わない世界だと想像できなかったのかと、今、自身を問い詰めたい気分である。
共感できる部分もあった……
2006年から雑誌『暮らしの手帖』の編集長をしている松浦氏のエッセイ。
タイトルからして自分には合わない世界だと想像できなかったのかと、今、自身を問い詰めたい気分である。
たとえば。
「腕を組まない」。目の前の相手に対して、心を閉ざすしぐさ、足を組むのもまたしかり、傲慢でえらそうだと筆者は言う。
そんなに強い気持ちを感じてしまう人がいるとは驚いた。足を組む癖がある私としては、誰に対しても(一人のときも)それをしないという意見は厳しすぎる。
共感できる部分もあった……
孤独を受け入れ、自分の意見、自分の立場を貫くこと。軋轢や波風を恐れない強さを持つこと。そこから初めて本物のコミュニケーションが生まれる。
……が、全体的に「雑ですみません」と自分のダメさ加減に落ち込むようなところが多かった。
40点
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