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ボディ・アンド・ソウル

古川日出男(河出書房新社)

 作家フルカワヒデオの魂の彷徨を描いた、支離滅裂な一冊。
 何だかよく分からなかった。人に勧められる作品でないことは確かだが、駄作として切って捨てるのも違う気が……あ、ぴったりの言葉があった、マニアック、だ。この独特の世界は、ハマれば楽しむことが出来ると思う。
 ハマらなかった私でも、面白いと思えるところはあった。ヤフーBBの勧誘話とか、ヴィトンの直営店の話とか、南東北ってどこだよと憤るシーンとか。この例だけでも、この作品がどんなに風変わりか感じ取っていただけることと思う。

 物語の最後の一文には句点がない。そこで最初の一文に戻ると……なるほど。こんな仕掛けもマニア向けかもしれない。
40点
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